筋肉痛は筋トレ前のすいか1/4切れで軽減する

筋肉痛は筋トレや激しい運動に付きもの。じつは筋肉痛は、筋トレや運動前にすいかを食べることで軽減できることをご存じですか？　すいかに含まれている「L-シトルリン」と呼ばれるアミノ酸が全身の血流量を増やすからです。筋肉痛は筋トレ前のすいか1/4切れで軽減します。

筋肉痛は筋トレによる筋繊維の損傷

筋肉痛の原因は筋トレや激しい運動でおこる、筋繊維の損傷にあります。筋繊維の損傷は、いわゆる超回復を促すもの。損傷した筋繊維が修復されるときに以前より太くなって回復することで、筋力がアップする現象です。

そして、筋繊維の損傷をいち早く回復させるためには血流の増大が欠かせません。たくさんの酸素や栄養分が血流に乗って損傷箇所に送られることで、回復スピードが早くなるのです。

そこで注目されているのが、すいかに多く含まれる成分「L-シトルリン」。アミノ酸の一種であるL-シトルリンには、一酸化窒素を増やす働きがあります。そして一酸化窒素には血管を広げて、血流量を増やす働きがあるのです。

筋肉痛を筋トレ前のすいかで軽減

実際、すいかジュースと筋肉痛を調べたスペインの研究があります。参加したのは7人の男性。自転車ペダルによる筋トレ前にすいかジュースを飲んでもらって、筋肉痛がどう変化するかを調べる実験です。

研究によると、7人中の多くに筋肉痛がありました。しかし、彼らの感想をよく聞くと、その痛みの程度は目立って軽くなっていたのです。実験で飲んだすいかジュースはコップ2杯強。飲んだのは筋トレの1時間前でした。

L-シトルリンの1日の摂取量の目安は800mg。すいか100gあたりのL-シトルリン含有量は約180mgです。つまり、筋肉痛を筋トレ前にすいかを食べて軽減するなら「1/8切れから1/4切れ」くらいとなります。