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スタミナは細胞の中にあるミトコンドリアがカギを握ります。ミトコンドリアは呼吸で取り込んだ酸素と、食事で摂り込んだ糖と脂からエネルギー源を作り出すからです。
このエネルギー源は筋肉にあれば筋肉を動かし、心臓にあれば心筋を動かし、脳にあれば神経の情報伝達を促します。このため、ミトコンドリアの数を増やすとスタミナがアップするのです。
ただし、ミトコンドリアの数は加齢とともに減っていきます。20代と60代で同じ負荷の運動をしたとき、60代のほうが息が上がって疲れやすくなっているはず。これはミトコンドリアが減っているからおきる現象です。
しかし、じつはミトコンドリアを増やすスイッチが体には存在しています。そのスイッチを入れることでミトコンドリアの数を増やすことが可能。それにつれて、スタミナもアップするのです。
その方法がちょっとキツイ運動を1分以上行うこと。負荷が少ない運動だけではミトコンドリアは増やせません。3分の速歩を行うインターバル速歩は、十分にミトコンドリアを増やすスイッチをオンにするわけです。
実際、暮らしの中にインターバル速歩を取り入れた町では、住民の体に驚きの変化がおきていました。「ゴルフでカートに乗らなくなった」「持久力がついた感じがある」と口々にその効果を話すほどです。