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小胸筋とは肩甲骨の前側から肋骨についている筋肉です。外国人トレーナーに聞くと、日本人は小胸筋が緊張して硬くなっていることが多いといいます。この小胸筋の緊張しがたいだからこそ、日本人には猫背が多いのです。
小胸筋が緊張すると、肩の上部が前に引っ張られることになります。肩が前に引っ張られて前に出ると、そのぶん背中が丸まってしまことに…。これが猫背の原因になります。
小胸筋が緊張していることの悪影響は、猫背を引き起こすだけにとどまりません。首や肩の後ろ側の筋肉が小胸筋によって前に引っ張られるため、首や肩のこりが発生するのです。
さらに、小胸筋が緊張すると胸が狭まり、呼吸が浅くなります。呼吸が浅くなると、体の中のエネルギー効率が悪くなるので、体力や気力が低下。結果として、さまざまな健康トラブルを引き起こしてしまうのです。
小胸筋の緊張を解消するにはどうしたらよいでしょう? それにはインナーマッスルを活性化する方法が効果的です。インナーマッスルは小胸筋に限らず、首から肩、胸や背中、腰周りに下半身と、全身に存在しています。
そして、これらのインナーマッスルを機能的に結びつけ、その働きのバランスを取っているのが大腰筋なのです。この大腰筋を活性化することが、全身のインナーマッスルを目覚めさせることにつながるのです。