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便秘に悩む人は多いだけに、便秘対策もいろいろあります。街頭で聞いた便秘対策で多かったのが、ヨーグルトなどの発酵食品を食べることと、腸の働きをよくする体操などです。
しかし、ふだんの料理のある一品にほんのひと手間を加えるだけで、便秘を解消できる可能性があることがわかってきました。それが「冷やご飯」。しかもダイエット効果もあるというのです。
通常、お米などの炭水化物にはでんぷんが多く含まれています。そして、炭水化物を冷やすことでそのでんぷんがレジスタントスターチに変化することがわかってきたのです。
でんぷんというのは糖がたくさん結合した形のもの。もともとは腸から吸収されやすい結合の形になっています。ところが、冷やご飯などでんぷんを冷やすことで結合の様式が変化。消化されにくい、切断されにくい形に変わるのです。
すなわち、冷やご飯にすることでレジスタントスターチが増加。食物繊維と同じように小腸では分解されず、大腸まで到達して便の量を増やして便を排出しやすくしてくれます。その結果、健康的に痩せる効果も期待されているのです。
実際、便秘歴は20年という33歳の主婦は冷やご飯を1週間食べ続けることで便秘が解消。体重は1週間で46.5㎏が45.4㎏とマイナス1.1㎏、お腹まわりは74.5㎝が73.8㎝とマイナス0.7㎝とダイエットできたのです。