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ご存知、国民的なマンガ・アニメ作品である『名探偵コナン』に、悪役ポジションで登場するのが「黒の組織」。この国際的な犯罪組織で幹部を務めるジンは、主人公・江戸川コナンの最大のライバルとも言える存在なのですが……かなりドジな一面もあるようです。
■【無能エピソード1】あのロッカーを開けていれば……
初めにご紹介するのが、アニメ第309~311話「黒の組織との接触(交渉編・追跡編・決死編)」で描かれたエピソード。このお話のなかでコナンは、「黒の組織」とある取引を行うことになった際、組織に探りを入れるため、さまざまな罠を仕掛けました。
ところが、それらの罠は、ジンに次々と見破られてしまいます。ここまでは、ライバルらしい活躍。罠を仕掛けた存在が近くにいることも見抜いたジンは、相棒のウォッカと一緒に、取引現場となっていたロッカールームを調べ始めますが、誰も見つかりません。
コナンはロッカーの中に隠れ、息を潜めていたんですね。なんとか逃げ切ったかと思いきや……ここでジンは、一つ一つロッカーを開け始めたのです!
そしてついに、コナンが入ったロッカーにも手をかけます。万事休す……と、ドアを少し開けたところで、「大の大人がこんなところに隠れられるわけねえか」と語り、ドアを閉めてしまったのです。最後の最後で取り逃がしてしまうなんて、裏社会の大物とは思えない大失態ですよね。
■【無能エピソード2】ちゃんと話を聞いていれば……
アニメ第176~178話「黒の組織との再会(灰原編・コナン編・解決編)」のなかでも、ジンは大きなヘマをしています。
このストーリーのなかで、黒の組織の一員であったピスコを始末したジン。ある失態を犯し、組織のボスである「あの方」からも見切りを付けられたピスコを抹殺するのは、組織幹部らしい行動ではあるのですが……。
実はこのピスコ、メインキャラクターの一人である灰原哀の正体が、「黒の組織」の元メンバー・シェリーだと知っている超重要人物だったのです。
「私を殺すとシェリーを探せなくなる」というピスコの言葉を受け流し、すぐに射殺してしまったジン。ここで情報を聞き出しておけば……と、思わずにはいられません。
■【無能エピソード3】そこまで怖がらなくても……
最後に、アニメ第863~864話「霊魂探偵殺害事件(前編・後編)」での一幕をご紹介します。
このエピソードのメインとなっていた事件が解決したあと、ウォッカと会話をしていたジン。彼は、「気がかりなのは眠りの小五郎だ」、「(小五郎が)鬼だったとしたら、眠っている間に始末しねえとな」と発言しています。
たしかに、作品世界のなかでの小五郎は有名探偵で、前述の事件も小五郎が解決したことになっているのですが……ご周知の通り、本当の小五郎は“迷”探偵。どうやらジンには、人を見る目はないようですね。