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■そもそもフリーズドライとは?
まずは、フリーズドライについてお教えしましょう。フリーズドライとは、一度凍らせた食品を真空の状態に置き、水分を昇華させることによって乾燥させる製法のことを言います。
興味深いのが、この製法が発達してきた経緯です。実は、輸血用の血液を遠くの病院まで届けるために、救急医療の分野で開発されたのだとか。
その利便性から、さまざまな分野に技術が応用されるようになったフリーズドライは、1960年代から徐々に日本の食品分野でも使われるようになりました。そして、インスタントコーヒーの登場や即席麺の発売などによって、一気に生産規模が広がったそうです。
■フリーズドライでカツカレー!?
現在アサヒグループ食品がブランドとして展開している「アマノフーズ」では、なんと昨年7月より「チキンカツカレー」が、11月より「とんかつカレー」が発売されています(※在庫品切れ中)。
カレールーのような、茶色いブロック状のものが、袋に入っているこの商品。これを大きな皿などに入れて、熱湯をかけて約60秒かき混ぜ、とろみがついたらご飯に乗せるだけで、あっという間にカツカレーが出来上がるのだとか。衣がはがれないように、ゆっくり優しく混ぜるのがポイントだそうですよ。
カレーは本格的で風味豊かということですが、まだフリーズドライできそうですよね。では、カツの方はというと……サクッとした食感も残っていて、まさにカツと驚いてしまう美味しさなのだとか。どちらも通販で買うことができるようですが、数量限定商品となっているので、気になった方にはいち早く注文することをおすすめします。
■まだまだあるぞ、意外なフリーズドライ
「アマノフーズ」は他にも、フリーズドライを利用した親子丼の素や、水で戻るコールスローサラダも開発しています。また、大根おろしをまるごとフリーズドライにしたという商品まで発売中。白いブロックに水をかけて混ぜると、薬味として利用できる美味しい大根おろしに変身するとのこと。手間もかからず、便利そうですよね。
定番のお味噌汁やスープだけではなく、丼物やサラダに応用されるまでに進化しているフリーズドライ。これからもさらなる新商品が出てくるでしょうし、驚いてしまうような料理にも使われていくはずなので、より注目していきたいですね。