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ネット上に配信される『産経ニュース』によると、米国で100年近い歴史を持つ最古参の美人コンテストである『ミスアメリカ』の運営団体が、今年9月の大会から水着審査およびイブニングドレス審査を廃止し、今後は「出場者を外見で審査しない」と発表した……という。
セクハラ被害を告白し、女性の権利向上を求める運動「#Me Too(私も)」の流れを受けた取り組みで、あくまで「内面の美しさ」を重視し、水着やイブニングドレス審査に代わって「出場者に将来の目標やミスアメリカの仕事への熱意などを審査員が尋ねるセッションを設ける」
……のだそう。ちなみに、刷新された運営側の体制は女性が中心で、今年1月に理事長に就任したグレチェン・カールソン氏は6月5日、「もはや美人コンテストではない。知識や社会的影響、才能に焦点を当て、新世代の女性のリーダーを象徴する大会となる」と表明。同時に、公式サイトなどでは「#Bye Bye Bikini(バイバイビキニ)」を訴える運動も始まった……とのこと。
つまり、大雑把に言い切ってしまえば
「株式会社ミスアメリカの公開採用試験といった体(てい)の、弁論大会のようなイベント」
……になるってことですよね。違います?
まあ、自身の性的嗜好を鑑みても……こと私にかぎっては、ミスコンに出てくるねえちゃんの水着姿の“お世話になる”ことはまずないので、別に水着審査がなくなろうが、極論ミスコン自体が消滅しようが、正直どーだっていいのだけれど、この「バイバイビキニ」運動がいずれ日本をも席巻し、猫も杓子もが「ミートゥーミートゥ」と騒ぎ出したら……もしかすると、水着のグラビア雑誌や写真集までもが決して遠くない将来、かつてのビニ本みたいな“いかがわしい書物”として扱われる時代が来てしまうのでは……くらいの危惧は、一応抱いている。
それどころか、あと数年も経てばプールやビーチでビキニ姿になる女性すらほとんど見かけなくなってしまうかもしれない。そこまで「バイバイビキニ」がエスカレートしてしまった日にゃあ……さすがにゴメス的にも問題だ。なぜなら、私は二次元(=グラビアやテレビ)のビキニのねえちゃんにはピクリとも反応しないのだが、眼前でなまめかしく動く三次元のビキニにはめっぽう萌えてしまうからである。
仮に、女子の皆が皆、ランニング用のスポーツウェアチックな水着を着用するのが当たり前となってしまった世界はいかがなものだろう? 「アレはアレでカラダの線がくっきり見えてイイ」という意見もわからなくないが、やはり「水着」とくれば、谷間とヘソと太ももは全開で披露してもらいたい、たとえそれが自分の連れ、彼女であっても……と願う男子は、はたして私だけなのか? ビキニが拝めないのなら……大好きな沖縄旅行の魅力も半減ではないか!?
6月6日放送の『バラいろダンディ』(TOKYO MX)でもこの報道を取り上げ、さまざまな議論が交わされたと聞くが、そんななか女優の遠野なぎこ(38)が、こんなことを言っていた……らしい。
「強制されているわけじゃなくて、自分に自信があって評価されたくて出てくるわけだから、そういう人の場を奪う必要はないんじゃないですか。こういう役割を担いたい女性は結構いますので」
そう。プールやビーチで「自分(の半裸姿)に自信があるから」ビキニをチョイスし、男子どものチラ見目線を浴び、悦に浸るたぐいの女性による“アピールの場”を奪うことだけはやめていただけるよう、今日から私は「#Hello Bikini(ハロービキニ)」運動を地道に展開したい(^^)/