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今回はチェリオの商品を紹介したいと思います。全国的な自販機展開を行っていないのでマイナーな飲料メーカーというイメージですが、主力製品『ライフガード』は私の知る限り、30年間一度もコンビニの飲料コーナーから消えていないという超定番商品です。ペットボトルの採用も早く、緑色のペットボトル(現在国内の清涼飲料では使用されていない)を覚えている方も多いかと思います。
ライフガードは1986年発売で、ビタミン入り炭酸飲料としては古参の品です。アミノ酸が配合されているので(オロナミンCにも入っているのですが)、『バイオニックドリンク』(超生命体飲料)というキャッチフレーズが付いています。
発売当時からパッケージはカモフラージュ柄のパターンです。当初ミリタリー調なパターン(テレビ映画『コンバット』のサンダース軍曹のヘルメットのイメージという話も)だったのですが、時代を経るにつれ、徐々にファッショナブルなパターンになってきています。2009年からは愛知県岡崎市のM&Kカスタムサインズがパッケージをデザインしています。2001年の画像はファッショナブルなデザインになる直前のものです。
■350ml缶、500ml缶をいち早く採用した『セーフガード』
セーフガードは1984年に発売されたスポーツドリンクです。当時はまだ250mlロング缶が主流だったところ、350mlアメリカンサイズ缶を採用、大容量が喜ばれヒットしました。当初は緑色のパッケージでしたが、青色に変更されたのは大塚『ポカリスエット』を意識したのではないかと思います。
パッケージの商品名がタスキ掛けというのは、ライフガードと同じですが、かつて存在した乳性飲料『スノーストーム』や、インテリジェンスドリンク『ボディガード』も同様のデザインでした。特撮テレビ映画『サンダーバード』の国際救助隊のユニフォームみたいです。
350mlよりも大容量の500ml缶も発売されました。こちらには『プロスタッフ500』という愛称が付いています。
■販売終了から復活を遂げた『FOR』
『FOR』は食物繊維入りの炭酸飲料です。この品もよく見るとカモフラージュ柄になっています。一旦販売終了となりましたが、1998年に500mlペットボトル入りで復活しました。
カモフラージュのパターンですが、当時ボディコン服やギャル服のブランドで有名だった『ZEUS』のショップ袋のパターンに酷似していました。