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この時期、芸能人や一般人も含め、多くの夫婦に共通して発生するトラブルがあるのを知っていますか? それは年末年始に夫の実家に帰省する際の嫁姑問題です。
もともと嫁姑問題に関しては、私のところに相談に訪れる夫婦問題のなかでも離婚原因のトップ10に入るほどメジャーな問題。とくに、「久しぶりに帰省した最愛の息子」の存在をめぐって、嫁と姑がバトルを繰り広げるのもこの時期ならではのトラブルです。
夫の実家に帰省する際、姑ともめない嫁の心得として覚えておくべきことはいくつかあります。なかでも、のちのちまで引きずることになるやっかいなトラブルに発展しがちな「地雷案件」となる3つのシーンがあります。どこの夫婦にでも起こりえるシーンなので、ぜひ参考にしてください。
■嫁姑問題のトラブルが潜むシーンその1:義両親にお年玉やお小遣いを手渡すシーン
夫の両親へのお年玉やお小遣いは、「妻」ではなく「夫」から手渡すのが鉄則。自分の息子からもらうお金については心から感謝し、後日、周りの人へも自慢できるものだからです。もしも妻が義両親にお金をさしあげるとなると「ウチの息子が稼いだお金を嫁が管理しているのか? もしや、嫁に尻を敷かれているのか?」と勘違いされることも。「家族なのに水臭い」と拒まれてしまうケースもあるため、お金の扱いには注意がデリケートな気遣いが必要になります。
■嫁姑問題のトラブルが潜むシーンその2:手土産を手渡すシーン
たとえ妻が選んだものだとしても、夫の両親に手土産を手渡す際は「〇〇さんが選びました」と夫の名前を前面に出すのが基本。“しきりたがりの嫁”を嫌う姑は多いので。仮に先方の気に入らない贈り物だったとしても、「大好きな息子が私たちのために選んでくれた」と思ってもらえればトラブルにはならないためです。
■嫁姑問題のトラブルが潜むシーンその3:食事の支度を手伝うシーン
食事の支度の手伝いを申し出て義母に断られた場合、「ああそうですか」と引き下がるのはNG。あとで「図々しい嫁」と言われかねません。トラブルにならないための気の利いたフレーズは「〇〇さん(夫の名前)はお義母さんのお料理が大好きなので、私もぜひお勉強させてください」と義母を持ち上げつつ、積極的に手伝う姿勢を見せることです。
いつもは義両親と離れて暮らしている夫婦の場合、夫の実家に帰省するのは、妻としてはなかなか気が重いところでしょう。ですが、それほど長い時間の滞在ではないことを意識しながら、限りある時間のなかで思いやりを持つ工夫ができると理想的ですね。