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(2)見た目を気にしていない
(3)興味があることには雄弁になる
(4)オタク用語が多い
(5)自信を持っていない
(6)趣味へお金をつぎ込む
(7)異性に慣れていない
なるほど……相も変わらずの安定感抜群な分析力だと感心した。が、いっぽうでこれら一連の「オタク像」は、もはや一昔二昔前のソレなのでは? ……って気もしなくはない。イマドキのオタクさんはけっこう小綺麗でオシャレだったりするし、異性とのコミュニケーションもわりとソツなくこなせたりするし……。また、「オタク」のカテゴリーだって “黎明期”と比べれば、「アニメ」「アイドル」などにはじまり「ラーメン」「仏像」「格闘技」「キャンプ」「サウナ」……etc.と、ずいぶん多様化もしている。百歩譲って、
「見た目なんてどーでもよくて、稼いだお金の大半を趣味に突っ込み、その話題のみを雄弁に専門用語を交えながら語りまくってしまうがゆえ、異性とのコミュニケーションが上手くできない」
……レベルに没頭できる “なにか”があるなら、それはそれで充分に “幸福な人生”なのではなかろうか???
だけど、もし万が一! このようなヘビー級の(なんらかの)オタクであるアナタが──「願わくばカノジョやカレシもいたらうれしいな」という想いを、心の片隅にホンの数ミクロンでも抱いているのだとしたら……やはり、最低限の “対策”は練っておくべきなのかもしれない。
まず、一番の “対策”は……とにかく「同じ趣味を共有できる相手」を探すこと──コイツに尽きるだろう。とくにこの数年はマッチングアプリなども急速に一般化されてきているので、そういう相手を見つけることも格段と容易になりつつある……ハズ? そして、こうやって “外の世界”に目を向けることに努めながら、やはり(2)の「見た目」──いくらオシャレには興味がなくとも(=お金をかけたくなくとも)、せめて「清潔感」だけは絶対にキープしておきたい。
「コミュ力」に自信はなくとも、そこはあまりコンプレックスに感じることもない……と、私は思う。「趣味を共有できる相手」なら、おのずと「雄弁」にもなれるし、たとえば「野球オタク」の私にとっては常用語である「ゲッツー」だとか「周東の10.28秒」だとかの「専門用語」も会話中にさらりと挿入できる。
ただ、同じ種類の「オタク」同士だとしても……レベルの差や、それこそ「野球」だと「私は阪神ファンなのに相手は巨人ファン」みたいな細かいディテールの違いは、長くコミュニケーションを取れば取るほど、必ず大なり小なり生じてくる。そんなときにこそ……ひいては丸っきり「趣味」自体が合わない素敵なヒトと出会った場合でも、
「相手の興味対象と、その度合いをもキチンと理解する」
……といった “リスペクト”の精神が大切になってくるのだ。