- 週間ランキング
御岳昇仙峡は山梨県甲府市の北部に位置し、長い時間をかけて削り取られた花崗岩の断崖・奇石を間近で、四季の移り変わりとともに見ることができます。
昇仙峡には奇石・奇岩があり面白い名前がついているものもあるので、何に似てるかな?と考えながら見てみるのも楽しいですよ。その中のいくつかをご紹介します。
日本一の渓谷美と言われる昇仙峡の主峰で高さは180m。その昔、覚円というお坊さんが畳が数畳の広さのこの岩の上で修業したことが名前の由来です。
覚円峰の反対側にある大きな岩。ゴツゴツした岩が長い鼻をもつ天狗の横顔に見えることから名付けられました。
浮いているように見える不思議な石です。
昇仙峡にある金峰山では昔、水晶が採れていました。水晶の加工販売をしていた玉屋の番頭弥助というものが宝石の研磨技術を金櫻神社の神官たちに伝えたと言われています。
そして水晶発祥の地から宝石研磨の地場産業になり、これが現在まで宝石の町と呼ばれる所以です。
写真は昇仙峡の新名所として作られた「 クリスタルファウンテン 」で、噴水の頂には総重量600㎏の水晶が存在感を表しています。
良質な水晶の特徴として、角度により虹の輝きが見えることがあげられますが、この 虹の輝きを見た人には幸せが訪れる と言われているので見つけてみてくださいね。
四季を通じてさまざまな表情を見せてくれる昇仙峡は、 遊歩道を歩いて楽しむ のもいいですし、歩くのが大変な方は 昇仙峡ロープウェイで景色を楽しむ のもおすすめです。2つの方法について解説します。
昇仙峡への入口から仙娥滝上までおよそ4㎞の遊歩道が整備されています。澄んだ空気の中を歩き、四季それぞれの景色を楽しむのもおすすめです。今回は手軽に歩けるコースを2つ紹介します。
昇仙峡グリーンライン県営無料駐車場に車を駐車して、遊歩道を約30分歩くコースで「 覚円峰 」「 石門 」などを見ながら「 仙娥滝 」まで行く事ができます。往復だと約1時間かかるので様子を見ながら進んでいきましょう。
仙娥滝上駐車場または周辺店舗の駐車場に車をとめて15分ほどで「 仙娥滝 」まで歩けます。ここまで歩けば「 石門 」もあと少しなので歩いてみてくださいね。往復40分ほどのお散歩コースです。
昇仙峡の渓谷美・ 富士山 ・ 南アルプスなどの景色 を楽しみたい方は、 昇仙峡ロープウェイ もおすすめです。頂上の「パノラマ台駅」は パワースポット としても知られるエリア。訪れる方は景色を楽しむだけでなく、たくさんのパワーをもらってきてくださいね。
縁結びや子宝の神様 として親しまれる和合権現の御神木は、男女の象徴を併せ持っているとされる楢の木。御神木の横にある太鼓を1度鳴らして幸せを願いましょう。
社務所や売店で鈴を購入して、 健康・家内安全・交通安全 など、それぞれの願いをかけながら鈴を結びつけることでご利益があるとされています。
昇仙峡の周辺にはさまざまの観光スポットが点在しているので日帰り旅行はもちろん、1泊でのんびり名所を回るのもおすすめです。ここでは周辺のおすすめスポットと、昇仙峡への詳しいアクセス方法をご紹介します。
昇仙峡を登り切った場所に鎮座する金櫻神社のご神体は金峰山です。御神宝はこの金峰山で発掘された水晶の「火の玉・水の玉」で、本殿には深い緑の水晶を尾を絡ませた「昇・降龍」が奉納されています。金運のパワースポットとして知られる神社です。
https://kanazakura-shrin.webnode.jp/
縁結び や 子宝 のご利益がある夫婦木神社の境内にある樹齢約1,000年の夫婦木。これは栃の木で、胴回りは10mもあり、内部は空洞です。この神社に男女で参拝すると必ず結ばれ、子宝を授かるには夫婦で参拝するといいと言われていることから人気のパワースポットのひとつです。
https://kofu-tourism.com/spot/21
昇仙峡へは車で行くのが便利ですが、路線バスも運行しているのでご安心くださいね。
料金:昇仙峡口または天神森(約30分)600円・グリーンライン(約40分)840円・滝上(約60分)920円
山梨県の人気の景勝地・御岳昇仙峡についてご紹介してきました。
昇仙峡は紅葉の季節に数多くの方が集まるイメージを持つ方もいますが、じつは夏の昇仙峡もおすすめなんです。
遊歩道は緑の木々に囲まれているので木陰ができて涼しさを感じますし、紅葉シーズンほど観光客も多くないので比較的のんびりとした時間を過ごせます。
夏の楽しい思い出作りにぜひ昇仙峡へおでかけしてみてはいかがでしょうか?
素敵な旅になりますように。
余暇プランナー
国内旅行業務取扱管理者・元バスガイド。ほぼ年子4人兄妹の育児奮闘中。生まれも育ちも東京下町のわさまるです。国内旅行のプロがママ目線で選ぶ、子ども連れにおすすめの観光スポットなどをご紹介します。読者様に分かりやすく、「お休みに家族でおでかけしてみよう!」と思ってもらえるようなわくわくをお届けしたいです。