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「碓氷峠鉄道文化むら」は、群馬県安中市松井田町横川にある 鉄道のテーマパーク です。
碓氷峠とは群馬県と長野県軽井沢町の境にある標高956mの峠のことです。かつてこの地には東日本旅客鉄道の 信越本線 が通っていました。しかし1997年、横川~軽井沢間の通行が廃止されその後、 旧横川駅の運転区跡地 に鉄道技術と文化遺産を後世に遺す目的で 「碓氷峠鉄道文化むら」が1999年に開園 しました。
外観だけを見ると、やや小規模な印象を受けるかもしれません。赤いレンガと電車のモチーフが特徴的な入場ゲートをくぐります。
では、園内を6つのエリアに分けてご紹介します。
ゲートを抜けてすぐ広がる 「シンボル広場」 。EF63とあさまのモニュメントが乗った時計台を中心に、 子ども向けの電車の遊具 や 手こぎトロッコ が並びます。魅力的なトーマスやアンパンマンや汽車の数々…。おそらく小さなお子さんは、入園と同時にしばらくここから離れないでしょう。
広場の右奥には懐かしい あさま号 の姿が見えます。碓氷峠で1997年9月30日まで運行されていた車両です。
シンボル広場での遊びが一段落したら、その奥にある 「鉄道展示館」 に向かいましょう。廃線となるまで使われていた整備用の車庫を利用した趣のある建物の中に、碓氷峠通行の専用車であった 電気機関車 が展示されています。
信州本線の最後の型。クラシックでおしゃれですね。
本物は色合いがとても美しいです。
ほかにも、 「EF63形電気機関車」の運転台を使ったシミュレーター や 本物の特急電車の運転台を使用した 子ども向けの 運転体験機 があり、これらは実際に触れて遊ぶことができます。
子どもだけでなくカメラを持った大人の方や高齢の方も、懐かしそうにゆったりと車両を眺めていましたよ。
園のさらに奥へ進みます。気持ちのいい木漏れ日の散策路を行くと、そこには広い 「屋外展示場」 があります。鉄道車両がずらりと並び、足元にはふかふかの芝生が広がる 絶好のピクニック&展望スポット です。
レジャーシートを敷いてお弁当を食べる家族連れの姿も見られました。子どもも大人もはしゃいだ心をいっとき休憩させるのに絶好の場所です。奥にそびえる猛々しい碓氷峠の岩壁も絵になります。
展示されている機関車は、碓氷峠などで活躍していた 電気機関車・蒸気機関車・ディーゼル機関車・気動車・客車・貨車 などさまざまです。技術だけでなく、デザインや色合いなど見た目の美しさも楽しめます。
色褪せた車両もまた味わいがあります。
屋外展示場でピクニックをしていると必ず目に入るのが 「ミニSL」 。シュッシュッと煙を上げる可愛らしいSLに、子どもはお弁当もそこそこに一目散にダッシュです。
5インチゲージの可愛らしい蒸気機関車が、屋外展示場の周り 約300mのコースを一周 します。小さいながらも力持ちで、ちびっ子と大人を何人も乗せて一生懸命に走ります。実は、このミニSLは 本物の石炭で動いています !水の調節をしている運転手さんはさながら本物の機関士さんですね♪
入場ゲートから見て左側に 「鉄道資料館」 があります。信越本線「横川~軽井沢」間の鉄道の歴史が詰まっている貴重な資料館です。
まず魅了されるのは1階にある 精巧な碓氷峠のHOゲージ鉄道ジオラマ 。眺めているだけで楽しいですね…。1回100円で車両をボタン操作で運転することができます。また、Nゲージを持ち込みで運転することも可能です。椅子も配置されているので、 ジオラマを見ながらのんびり一息つく のもよいでしょう。
また、1階には売店があり 碓氷峠鉄道文化むらオリジナルグッズ や 希少な鉄道グッズ がずらりと並んでいます。ついつい欲しくなっちゃいます。そしてオリジナルのプリントシール機まで発見…!これは撮るしかないですね!
碓氷峠鉄道文化むらの園内には、周りをぐるりと取り囲むように高架線にレールが敷かれています。そこを走るのは ディーゼルエンジンの機関車「あぷとくん」 と 蒸気機関車の「グリーンブリーズ号」 。美しい碓氷峠を眺めながら園内を1周できるアトラクションです。
そのほかにも トロッコ列車 や、 EF63形電気機関車運転体験コース などさまざまな体験ができます。
シンボル広場の鉄道展示館前に 売店 があります。飲み物やアイス、軽食が販売されていますが、メニューの種類は豊富ではないので お弁当を持参 したり 碓氷峠グルメを持ち込み したりするのもよいでしょう。また、売店前のテーブルと椅子が利用できます。テーブルと椅子の数はしっかり揃っているので安心です。目の前のあさま号を眺めながらお腹を満たしましょう。
碓氷峠鉄道文化むらは 再入場可能 なので、気軽に移動できる大人のグループは 碓氷峠周辺グルメを堪能してまた戻ってくる のもよいですね♪
トイレは園内に 2か所 (鉄道資料館・屋外展示場)あります。それほど広すぎない園内なので、子ども連れでも大きな問題はないと思います。
鉄道資料館のトイレにオムツ替えスペースがあります。授乳室は、スタッフさんに声をかけると案内してくれますよ。
乗用車220台(無料)
未就学児2人を連れての来園で 約3時間の滞在 でした。まだ幼いこともあり運転体験機やシミュレーターを利用しなかったため、小学生くらいのお子さんなら、滞在時間はもっと長くなるかもしれません。また、 トロッコ列車 に乗車する場合はさらに時間がかかるので、 半日以上は楽しめます 。小さなテーマパークですが、思ったよりも長く滞在した印象でした。
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見て、触れて、体験して遊べる碓氷峠鉄道文化むら。意外と穴場スポットですので、ぜひ一度訪れてみてください♪
余暇プランナー
元々都会育ちですが、登山にハマったのを機に長野県に移住しました。里山暮らしを家族4人で楽しんでます!登山やキャンプが趣味。テントを張って自然の中でダラダラするのが好きです。森の中で昼間から飲むお酒とか最高ですよね。旅も好きで、独身時代にはカナディアンロッキーをバンで寝泊りしながら、山を巡る旅をしたりしました。
【鉄道大好き♪】ちびっこと行く!碓氷峠鉄道文化むら 体験リポート〈群馬県〉