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公共交通機関を利用して洞川温泉を訪れる場合、 近鉄吉野線下市口駅からバスに乗り換えて約1時間20分。 窓の外には、美しい山川の景色を眺めることができ、旅行気分を盛り上げてくれますよ。
バスが到着する洞川温泉バス停のすぐそばには、大峰山を源流とする山上川が流れ、川沿いに歴史ある旅館街が続いています。
ここから洞川温泉の旅がスタートです。
旅館街には、地元の名物を味わえる食事処も豊富。観光を楽しむ前に、腹ごしらえをしちゃいましょう!
バス停から徒歩約5分、面不動鍾乳洞モノレール乗り場のすぐそばにある「清九郎(せいくろう)」は、趣のある店内で、手打ち蕎麦や地元の名物を味わえる蕎麦処です。
大峰山の名水「ごろごろ水」で打つ蕎麦は風味豊かで、コシがあり、のど越しが良いと評判!
自慢の蕎麦と、「ごろごろ水」を使用して作る名水豆腐や地元で獲れたアマゴの甘露煮、奈良名物として有名な柿の葉寿司が一緒に味わえる「清九郎セット」が特におすすめです。
腹ごしらえができたら、食事処のすぐそばにあるモノレール乗り場からモノレールに乗って「面不動鍾乳洞」へと向かいましょう。
「面不動鍾乳洞」は、カルスト地形である洞川温泉地区に多数ある鍾乳洞の中でも、1933年に発見された代表的な鍾乳洞です。
山の中腹に位置しており、自然道を歩いて行くこともできますが、 おすすめはモノレール!急斜面を登るモノレールは、アトラクション気分を味わえますよ。
洞窟内は年間を通じて8℃に保たれており、まるで天然の冷蔵庫のよう。 暑い夏にはピッタリですね。
延長約280mある洞窟で140mが見学可能になっており、ライトアップされた洞窟はとても神秘的! 全国的にも貴重と言われる「ストロー鍾乳管」など見どころが満載です。
https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5163/
面不動鍾乳洞からは、山の中の自然遊歩道を歩きます。10分ほど歩くと、対岸の大原山との間にかけられた吊橋「かりがね橋」が登場。 全長120m、高さ50mの天川村最長の吊橋です。
眼下に洞川の街並みを眺めながら空中散歩が楽しめますよ。
https://www.tenkawabrand.com/tourism/tourism_dorogawa5.html
かりがね橋を渡ってから約30分歩くと、「ごろごろ水」の湧水スポットに到着します。
「ごろごろ水」は、「洞川温泉湧水群」の名で名水100選に選ばれているいくつかの湧水の中で最も有名。洞窟の奥から小石が転がるような音を立てて流れ出ることからその名がつけられたそうです。
ミネラルをたっぷり含んだアルカリ水で、古来から万病に効く「神の水」と言われていました。 こちらでは、村が整備する採水場があり、入園料を払えば何と汲み放題! 車で水を汲みに訪れるという人も多いようです。
また、 敷地内には休憩室やテラスが備わる茶屋があり、名水で淹れるコーヒーやわらび餅などが楽しめます。 散策途中の休憩にピッタリですよ。
https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5162/
「ごろごろ水」の湧水地から山上川に降りて遊歩道を歩くと、すぐに現れるのが「河鹿(かじか)の滝」です。
それほど大きな滝ではありませんが、エメラルドグリーンの滝壺に2段で落ちる滝の姿は美しく、まるで絵葉書のよう!
「河鹿」は、清流の歌姫と言われているカジカガエルに由来しており、夏はカジカガエルの美しい声とともに滝を鑑賞できるベストシーズンになっています。
https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5152/
いよいよコースは折り返し!行の自然遊歩道ではなく、ノスタルジックな旅館街を散策しながらバス停に戻ります。
温泉街には、この土地ならではのお土産を販売するお店が豊富!洞川温泉土産のおすすめを紹介します。
「陀羅尼助(だらにすけ)」は、天川村に奈良時代から伝わる胃腸薬です。 ものすごく苦いけれど、腹痛、二日酔い、下痢などに効果があると評判。キハダという樹皮が原料になっています。
小粒で飲みやすいのも人気の理由ですよ。
https://daranisuke.co.jp/
「大峯山麓コンフィチュール」は、 洞川で採れる夏いちごや奈良県産の柿などの地元素材と、地元の名水で手間暇かけて作るコンフィチュールです。 防腐剤や保存料を使用せず、体に優しいのも魅力。
パンに塗ったり、ヨーグルトに入れたりと使い道はさまざまです。 自分用にはもちろんのこと、友人や家族などにも喜ばれること間違いなしですよ。
https://www.instagram.com/mashiko.117/
スタート地点のバス停まで戻ってきたら、最後はすぐそばにある「洞川温泉センター」で、温泉を堪能しましょう。
「洞川温泉センター」は、奈良の名産吉野杉を贅沢に使用した建物が目印の、村が運営している日帰り温泉施設です。 桧の内風呂と風情ある露天風呂があり、弱アルカリ性単純泉のやわらかいお湯を楽しむことができます。
疲労回復効果はもちろん、美肌効果も抜群!1日の締めに、疲れを癒しながらツルツルの肌を手に入れちゃいましょう♪
https://www.vill.tenkawa.nara.jp/tourism/spot/5145/
近鉄線下市口駅からバス(洞川温泉行き)で終点「洞川温泉」下車※所要時間 約80分
【大阪方面から】
南阪奈道路経由R169・R309から県道21号で洞川温泉へ※大阪市内から約2時間~2時間半
【京都・奈良方面から】
京奈和自動車道橿原バイパス経由R169・R309から県道21号で洞川温泉へ※奈良市内から約2時間~2時間半
【名古屋方面から】
名阪国道針ICからR370経由R169・R309から県道21号で洞川温泉へ※名古屋西ICから約3時間半
洞川温泉は、避暑を兼ねた夏旅にピッタリの穴場のスポットです。
ぜひこの記事を参考に、洞川温泉を満喫してくださいね♪
出典・参考
余暇プランナー
フリーライターのpomekko(ポメっこ)と申します。アパレル業界、ネイリストの経験を持ち、旅とおしゃれ、美味しいものが大好き。今はガレットとクレープにはまっています。奈良在住ですが、大阪・京都に詳しく、休日は大阪や京都にいることが多いです。みなさんが、「楽しそう」「参考になった」と思ってもらえる情報を発信できるよう頑張ります。
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