水周りの汚れを放置すると、ヌルヌルして嫌な「赤カビ」が発生しますよね。
サッとお掃除をしても、気が付くと「赤カビ」って発生していませんか?
実はこの「赤カビ」は、こすって落とすだけではすぐに出てきてしまうのです。
今回の記事では、主婦歴19年目の家事プロが「赤カビの発生原因と落とし方・防ぎ方」について解説します。
この記事を読み進めると、「赤カビが発生する原因」「赤カビを防ぐ対策方法」が分かりますので、ぜひ最後までお読みください。

水周りに発生する「赤カビ」そもそもこれは何?

水周りに気が付くと発生している赤いやつ…
見た目にも汚くヌルヌルしていて「何これ!」ってなりますよね。
この、水周りの赤いヌルヌルの正体は「赤カビ」です。

赤カビとは

赤カビとは、「ロドトルラ」と呼ばれる赤色酵母菌が原因で発生します。
この「ロドトルラ」という菌が繁殖して、目に見えるほどの赤カビとなります。

なぜ発生する?

赤カビの原因である「ロドトルラ」は、空気中に浮遊している常在菌です。
さらに、高温多湿の場所を好むので、条件がそろうと簡単に発生します。
そして、栄養豊富であると増殖スピードが増すのです。

赤カビが発生しやすい浴室やキッチンのシンクなどには、石鹸カスなどの栄養分が残ってしまい、それをエサにして赤カビがあっという間に増えていくのです。

発生しやすい場所

赤カビの発生しやすい場所は、シャンプーやリンスのボトル・石鹸置き・水道の蛇口周辺や冷蔵庫内のタンク・加湿器など、比較的に常に水分がついている場所が多いです。

放置することで身体に影響や危険性はある?

この「ロドトルラ」は、空気中に浮遊している常在菌ですが、結論から言うと健康に悪影響を及ぼすものではありません。

しかし、この赤カビをエサに黒カビが発生するおそれがあります。
黒カビは感染症やアレルギーの原因にもなるので、気を付けなければなりません。

したがって、「赤カビ自体には健康被害はないものの、放置することで派生する黒カビには健康被害のおそれあり」ということになります。

ヌルヌル嫌な「赤カビ」落とし方や掃除方法【清潔な水周りのために】

赤カビは意外と簡単に落とせます。
それこそ、ブラシやスポンジでサッと軽くこするだけでも落とせます。
しかし、それだけではすぐ同じ場所にカビが発生してしまいます。

赤カビの発生を長く抑えるお掃除方法は、赤カビを落とすだけでなく、周囲の酵母菌を殺菌しなくてはいけません。

消毒用エタノールを活用して殺菌

消毒用エタノールは、蒸発しにくい性質があります。
その性質を利用して、消毒をしましょう。

掃除し赤カビを取り除いた場所に、エタノールをしみ込ませたペーパータオルを置いて10分間置きます。
消毒をすることで、殺菌し赤カビの発生を抑えます。

重曹を活用して殺菌

赤カビは酸性の性質を持っています。
なので、赤カビはアルカリ性の「重曹」で掃除ができます。

酸性とアルカリ性は反対の性質なので、中和することができ、繁殖を防ぎます。
使い方としては、水100mlに重曹小さじ1杯を混ぜ、スプレーボトルに入れて重曹水を作り、その重曹水を気になる部分に吹きかけましょう。

水周り「赤カビ」発生を防ぐ対策【落とし方と合わせて知りたい】

赤カビが発生しないために、赤カビが発生する環境を作らないことが大切です。

赤カビが好きな場所は、「湿度が高い」、「温度25~30℃」、「水分がある場所」、「栄養がある場所」です。
そのため、清掃して殺菌した後は窓を開けたり、換気扇を付けたりして、換気をしっかりとおこないましょう。

赤カビの発生を抑えて、清掃の回数を減らす

今回の記事では「赤カビの発生原因と落とし方・防ぎ方」について解説しました。

赤カビは空気中にある赤色酵母菌が原因で発生します。
さらに、栄養分を与えることにより、あっという間に増殖します。
しっかりと清掃したあとの殺菌により、赤カビの増殖を抑えることが出来ますが、なにより大切なのは、赤カビが発生しにくい環境を作ることです。

換気を十分にすることで赤カビの発生を抑え、清掃の回数を減らしていきましょう。

【この記事の監修者】

■株式会社CaSy(サービスサイト:https://casy.co.jp/)

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情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 水周りのヌルヌル原因「赤カビ」を抑える!清掃の仕方を家事プロが解説します【保存版】