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ふわふわとしたマシュマロは、少ない材料で意外にも簡単に手作りができます。
でも、作り方を間違えると失敗してしまうことも。
失敗の原因と対策、正しい作り方を知り、ふわふわマシュマロを成功させましょう!
今回の記事では、管理栄養士が「マショマロの作り方」を解説します。
最後には、マシュマロ作りによくある質問もまとめました!
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。
マシュマロの作り方は、実はとっても簡単!
固める時間を入れても、30〜40分ほどで完成します。
材料も身近なものばかりです。
それぞれの材料がどんな役割をしてくれるのか、見てみましょう。
・卵白…ふわふわの食感を作る
・砂糖…マシュマロに甘みをつける
・ゼラチン…マシュマロを固める
・バニラエッセンス…卵やゼラチンの臭みを気になりにくくする
・コーンスターチ(または片栗粉)…出来上がったマシュマロがくっつかないようにする
作り方は、泡立てた卵白(メレンゲ)にゼラチン液を入れ、固めてコーンスターチをまぶすだけ!
今回紹介する作り方は火を使わないため、お子さんと一緒に楽しく作るのもよいでしょう。
それでは、マシュマロの作り方を紹介していきます。
今回紹介するレシピは、ふわふわした食感はもちろん、ほどよい甘さでパクパクと食べられる砂糖の量にしています。
・卵白…1個分
・砂糖…10g
・粉ゼラチン…10g
・水…50ml
・砂糖…40g
・バニラエッセンス…1~2滴
・コーンスターチ(または片栗粉)…適量
下準備1.深めの耐熱容器に水を入れ、粉ゼラチンをふり入れてふやかしておく。
下準備2.浅いバットにコーンスターチを1cmの深さになるように入れ、ラップを巻いた卵でくぼみをつけておく。
※今回はコーンスターチのくぼみを使ってマシュマロの形を作りますが、後ほど別の型を使う方法も紹介します。
1.清潔で乾いたボウルに卵白1個分を入れ、泡立て器かハンドミキサーを使い泡立てる。
ふわっと白っぽくなってきたら、砂糖10gを入れ、ツノが立つまで泡立てる。
2.下準備1でふやかしたゼラチンを、ラップをせずに電子レンジ(600W)で30秒加熱する。
ゼラチンが溶けないようであれば5~10秒ずつ、様子を見ながら加熱する。
砂糖40gを加え、さらに20~30秒加熱して砂糖を溶かす。
4.3のゼラチン液を熱いうちに1のメレンゲに少しずつ加え、泡立て器で混ぜる。
バニラエッセンスを加える。
5.とろっとしてきたら下準備2で用意したくぼみにスプーンを使って流す。
固まったらコーンスターチをまぶす。
くぼみに流し込むと、すぐに固まります。余分なコーンスターチをはたいたら完成です。
先ほどはコーンスターチのくぼみでマシュマロの形を作りましたが、以下のように形を作ることもできます。
浅いバットにクッキングペーパーを敷き、流し入れて固めれば、切ったり型抜きしたりできます。
型を抜いたあとは、コーンスターチをまぶしましょう。
シリコン型で好きな形を作ることも可能です。
シリコン型に茶こしでコーンスターチをまんべんなくまぶしておきましょう。
型に入れたあとも、上からコーンスターチをまぶし、固まったら取り出します。
絞り袋に入れて絞り出すと、可愛い形のマシュマロを作れます。
しかし、絞り袋の中でマシュマロが固まってしまうことがあるため、扱いが難しくちょっぴり上級者向け。
マシュマロを初めて作るときは、今までに紹介した方法で作るほうが失敗がないでしょう。
クッキングペーパーの上か、コーンスターチをふるった上に絞ってくださいね。
手作りマシュマロは簡単ではありますが、作り方を間違えると失敗してしまうことも。
よくある失敗する原因と、その対策を見ておきましょう。
マシュマロがいつまで経っても固まらず、液状のままになることがあります。
原因は、ゼラチンの加熱しすぎかもしれません。
ゼラチンは熱に弱く、加熱しすぎるとたんぱく質が変質して固まりにくくなってしまいます。
<ゼラチンの加熱方法をチェック>
ゼラチンは沸騰させないよう、加熱しすぎに注意しましょう。
今回紹介するレシピは、失敗しにくい電子レンジを使う方法です。
粉ゼラチンを溶かすとき、ダマになってしまいうまく溶けないことがあり、マシュマロが固まらない失敗につながることもあります。
水の中に粉ゼラチンをふり入れるのが正解なのですが、逆(粉ゼラチンに水を入れる)にすると、うまくふやけずダマになることがあります。
<ゼラチンのふやかし方をチェック>
容器に水を入れ、その中に粉ゼラチンをふり入れるようにしましょう。
固まったマシュマロが、水と卵白の2層にわかれることがあります。
これは、ゼラチン液とメレンゲをあわせたあと、温かくゆるいうちに型に流すことで分離してしまいやすくなります。
<固める前の温度をチェック>
ゼラチン液とメレンゲをあわせたら、少しとろみがつくくらいに冷ましてから型に流しましょう。
とろみがついてきたらすぐに固まってしまうため、手早く作業してください。
マシュマロがふわふわにならず、硬い食感になることがあります。これは卵白の泡立て方が足りないのかもしれません。
<メレンゲの硬さをチェック>
卵白はしっかりとツノが立つまで泡立てます。ハンドミキサーがあると便利です。
最後に、マシュマロを作るうえでよくある質問をまとめています。
片栗粉で代用できます。
味も変わりなくおいしく食べられますが、片栗粉を使うと特有の風味を感じることがあります。
もしどちらもない場合、マシュマロ同士がくっつきやすくなりますが、なくても食べる分には問題ありません。
省略できます。
しかし、卵やゼラチンのくさみが気になる場合があります。
その場合はコーンスターチの代わりにココアや抹茶、きなこをまぶすと、くさみが気になりにくくなります。
溶かし直すと、再加熱によりメレンゲが固まり食感が悪くなる、またはメレンゲの泡がつぶれてふわふわ感がなくなることがあります。
形は悪いかもしれませんが、溶かし直さずに食べるほうがよいでしょう。
今回の記事では「マシュマロの作り方」について管理栄養士が解説しました。
マシュマロの作り方は、コツを知っておけば失敗なく完成させることができますよ。
余った卵白の消費に、またお子さんと一緒に、ぜひふわふわのマシュマロを楽しみましょう!