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秋になると、ちらほらと街中で見かけはじめる黒とオレンジ……そう!ハロウィンの季節がやってきますね。
ここ近年、日本ではすっかりと定着してきた行事のハロウィンですが、実は意味をしっかりと知らないのよね……なんてことも。今さら聞けない、ハロウィンのあれこれ。
この記事では、二人の子を持つ主婦歴19年目の筆者が、ハロウィンの豆知識と子どもと楽しめるアイデアを分かりやすく解説します。
今年のハロウィンは、今までと違った楽しみ方をしてみませんか?
現在行われているハロウィンは、元々の祝祭感や宗教的な意味合いはほとんどなく、アメリカに渡って民間行事として定着したものが広がったものです。
ハロウィンといえばかぼちゃ!そして魔女やお化けに仮装して、お菓子をもらう……なんて楽しい光景が見られますね。
気になるハロウィンの起源などを知り、ハロウィンに詳しくなりましょう!
ハロウィンはケルト人(古代アイルランド)のお祭りが起源とされています。
10月31日がケルト人の1年の終わりであり、死者の霊が家族を訪ねてくると信じられていました。
日本のお盆のような意味合いだったようですね。
さらに、1年の収穫に感謝し、これから訪れる冬の無事を祈ったとされています。
では、日本におけるハロウィンはどのようなお祭りなのでしょうか?
日本には、米軍関係者が住む地域で、アメリカの風習としてハロウィンが持ち込まれました。
少しずつ広がりをみせて、1980年代以降には今の日本のハロウィンの原型でもある仮装を伴ったイベントがみられるようになったのです。
筆者の肌感覚としては、2000年代後半くらいから一気にメジャーになっていった印象があります。
2014年くらいからは「クリスマス市場を超えた」といった声を聞く機会も増えました。
渋谷スクランブル交差点で仮装した若者たちがお祭り騒ぎに興じる様子は、日本ハロウィンの風物詩ですよね。
ハロウィンで必ず見かけるのは「かぼちゃ」ですね。
でも、なんでかぼちゃなんだろう?と思いませんか?
実はこのかぼちゃ、元々のケルト人のお祭りでは、実は「カブ」だったのです。
悪霊を払う魔除けとして、カブをくりぬいてランタンのようにしたり、仮面をつくったりしました。そうして、悪霊から身を守っていたのです。
では、なぜカブがかぼちゃに変わったのでしょうか?
それは、ハロウィンがアメリカに渡ったことが原因になります。
アメリカはカブの生産量が低く、かぼちゃがたくさん作られていたので、カブからかぼちゃに変わっていったのです。
さらに、アメリカから世界にハロウィンが広がり、ハロウィンにはかぼちゃが定着したのです。
ハロウィンの楽しみ方に、「仮装」があります。最近は『ハロウィン=コスプレ』な傾向もありますね。
普段の自分ではない何かに変身するのは、大人も子どもも楽しい非日常を楽しめます。
では、なぜ仮装をするのでしょうか?
ハロウィンで仮装をするのは、先にお話ししたケルト人のお祭りに関係します。
子どもが死者の魂に気づかれないように、お化けや悪魔などの怖い仮装をしたことが始まりとされています。
ざっくりしたハロウィンの知識だと、「仮装した子どもにお菓子をあげる」イメージではないでしょうか?
お菓子を配るということで、お菓子メーカー各社は限定パッケージなどを出し、ハロウィンの時期はお菓子コーナーも華やかですよね。
仮装をした子どもたちが、「Trick or treat!(トリック オア トリート!)」と「お菓子をくれないとイタズラするぞ!」という意味の言葉とともに近所をまわります。
すると近所の大人たちは、「Happy Halloween!(ハッピー ハロウィン!)」といいながら、子どもたちにお菓子を渡します。
ここで疑問になるのが、なぜお菓子を配るのか?ですね。
これは諸説ありますが、ハロウィンの日に帰る場所がなくうろついている悪霊に、「お帰り下さい」という意味を込めてお菓子を渡しているのだそうです。
ハロウィンになると見かける、かぼちゃをくり抜いて顔にしているアレ。
あれは、「ジャック・オ・ランタン」というランタン(ちょうちん)です。
「お化けかぼちゃ」とも言われますね。
「ジャック・オ・ランタン」はオレンジ色のかぼちゃをくり抜き、目・鼻・口を切り取り、かぼちゃの中を空洞にさせて、内側でロウソクを灯すものです。
夜になると、目・鼻・口が光り、不気味な雰囲気を醸し出します。
さて、この「ジャック・オ・ランタン」ですが、先でも触れたように、実はカブでした。
次のようなお話からきています。
昔、アイルランドにいたジャック。彼は酒好きの悪い人で、生前に悪魔と地獄にはいかない契約をしていました。
しかし、悪行の数々のために天国にも行けず、ジャックは行き場をなくし、永遠の放浪者となりました。
その時に悪魔からもらった火を、足元にあったカブをくり抜いてランタンにして、あの世とこの世をさまよい続けているそうです。
このランタンの明かりは、旅人を迷わせないように道案内をしたり、善い霊を呼び寄せて悪霊を追い払ったりするとされています。
だから、ハロウィンになると「ジャック・オ・ランタン」を玄関前に飾るのですね。
ハロウィンでたくさん見かけるオレンジのかぼちゃ。食べられるのか疑問に思いませんか?
ハロウィンの飾り用に売られているかぼちゃは、観賞用であり、食べられないのです。
飼料用の種類もありますが、食用には適していません。
なので、飾りとして楽しみましょう。
ハロウィンのテーマカラーである「オレンジ」と「黒」。この色にも理由はあります。
オレンジはロウソクの炎などの火の色です。そして、作物や果実などの収穫を表す色ともされています。
また、リンゴをシンボルとした果実の女神・ポーモーナをたたえるお祭りがハロウィンと混ざったともいわれ、この女神のシンボル色がオレンジだという説もあります。
一方で黒は、魔女や悪霊などを表しており、同じ黒をまとうことで、仲間だと思わせていたとされています。
2022年のハロウィンは!【10月31日(月)】です。
9月中旬頃から、テーマパークなどではハロウィンのイベントが始まりますが、実は、ハロウィンは毎年固定の10月31日なのです。
子ども達を集めて、ハロウィンパーティーをやろう!と思ったら、簡単に仮装できるとより気分が上がりますね。
今は100円ショップでも色々な簡単仮装のアイテムが売っていますので、それらを活用するのが手早いかもしれません。
また、仮装アイテムを作るところもレジャーとするなら、黒・白・オレンジなどのカラーポリ袋で子ども達に自由に工作させるのも楽しいことでしょう!
子ども達を集めてパーティーをするなら、スイーツ作りをパーティーに取り入れるのもありです。
でも、お菓子作りは大変!ですよね。
そんな時は、市販のお菓子を活用しちゃいましょう。
マシュマロや色とりどりのチョコなどで、土台になりそうなお菓子(チョコパイなど)にデコレーションをするだけで、オリジナルのスイーツが完成!
小さなお子様にも簡単にできて、ママの準備や後片付けの心配もいらないので、おススメです。
ぜひ、工夫を凝らして楽しんでみて下さい。
みんなで楽しくハロウィンパーティーをするなら、お菓子のプチギフトを用意すると気分が盛り上がりますね。
この時期は、ハロウィン限定パッケージのお菓子がたくさん出回るので、それらを2・3個小袋に入れてラッピングして準備するといいでしょう。
ラッピング用の小袋は100円ショップで手に入りますので、探してみて下さい。
また、アレルギーが気になるお友達もいるかもしれません。
そういった場合は、お菓子型の消しゴムなどで代用するのもアリ!
きっと子ども達も喜びます。
子ども達が「トリック・オア・トリート!」と元気よく声かけしたら、「ハッピーハロウィン!」と言って、お菓子をあげて下さいね。
今回の記事では、「ハロウィンの起源や豆知識」を解説しました!
ハロウィンの起源やそれぞれの意味などを知っていただけたでしょうか?
近年とても過熱しているハロウィン。
ニュースなどを見ると、一部行き過ぎた大人たちの行動などが目立っていますが、とても楽しめるお祭りですよね。
特にお子様は、仮装をしたり、お菓子をもらったり、楽しめるところがたくさんあります。
ぜひ、お友達みんなで集まって、楽しいハロウィンパーティーを開催してみて下さいね。