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ヘルシーで美容にも良いアボカド。料理にアボカドを上手く使いこなせると、食卓も華やかに飾ってくれますよね。
しかし、アボカドはデリケートな食材で、食べ頃になるまでの保存方法やアボカドが残った後などの保存方法などに困った経験はないでしょうか。
今回の記事では、管理栄養士が「アボカドが長持ちする保存方法・余った場合の保存方法」をご紹介します。
アボカドの保存方法は、熟していない場合と熟している場合で違いがあります。
また、カットしているかいないかでも、長持ちさせるコツは違ってきます。
それぞれの方法を説明します。
熟していないアボカドの場合、常温の保存期間はアボカドが熟すまでです。
風通しのよい冷暗所に常温保存し、追熟期間は3〜5日程度。
夏場など27℃以上になる場合は、追熟が早いのでこまめに食べ頃の確認をするのがお勧めです。
皮が緑から黒っぽいこげ茶色に変化しはじめ、指で触った時に少し押せるぐらいの弾力があれば食べ頃の場合が多いでしょう。
ただし、柔らかすぎると熟しすぎて中が黒ずんでいる可能性があるので要注意です。
そのほかの特徴では、ヘタを触るとグラグラする状態になっている事も熟したサインの1つです。
アボカドの追熟を早めたい場合は、アルミホイルに包んで常温に放置します。
ホイルに包む事でアボカド自身が発する「エチレンガス」が閉じ込められ、熟成が早まるのです。
エチレンガスとは、植物の成長を促す効果があるものです。
同じように、エチレンガスを発するバナナやリンゴとアボカドを袋に入れて密封し、常温で保管する事でも追熟を早める事ができます。
1日ごとに様子を見ながら、お好みのやわらかさになるまで保管してください。
熟したアボカドを保存したい場合や、熟す前の固い物を使用したい時は、乾燥を防ぐためにポリ袋に入れて、冷蔵庫の野菜室で4〜5日程度保存可能です。
カットしたアボカドの残り半分を保存する場合は、種付きの方の皮を剥かずに保存します。
その際は、切り口にレモン汁をかけて、密着するようにラップをして冷蔵庫で保存します。
カットしたアボカドの賞味期限は2日程度です。
アボカドを長期保存したい場合は、冷凍することをおすすめします。
熟したアボカドを半分に割り、種と皮を剥いた状態にします。その後、レモン汁をかけてからぴったりとラップで包んで冷凍庫に入れてください。
解凍する際は電子レンジなどを使用せず、自然解凍が良いでしょう。
アボカドを変色させずに保存したい場合は、切り口にレモン汁やオリーブオイルをかけて保存します。
また、種付きのまま保存するのも空気に触れる面を少なくするポイントとなります。
ただ、これだと味がついてしまって望ましくない事もありますよね。
そこで、種が付いたアボカドを容器に入れて断面が隠れるくらいまで水を入れるのもおすすめです。アボカドの断面を空気から完全に遮断できます。
注意点は、水を1日に置きに変えて、数日以内に使い切ることです。
傷んでしまったアボカドの特徴は、下記の通りです。
・中身が茶色や黒っぽく変色している
・中身に茶色っぽい筋がたくさんでてきている
・カビが生えている
このような状態になってしまったアボカドは、食べないほうが良いでしょう。
また、黒い斑点のようなものが出ている場合、食べても問題はないのですが、熟しすぎて筋っぽさが目立ち、おいしさが半減している可能性もあります。
今回の記事では、管理栄養士が「アボカドが長持ちする保存方法・余った場合の保存方法」をご紹介しました。
少しの工夫をするだけで、アボカドを捨てず長期の保存をする事が出来ます。
是非、紹介した方法を参考にされてみて下さいね。