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ねっとりとした独特の食感が楽しめるさといも。冬の野菜のイメージがありますが、最も美味しい旬の時季はいつなのでしょうか?この記事ではさといもの旬や安く買える時期、スーパーでの美味しいさといもの選び方を解説します。
さといもは長期保存ができる野菜ゆえ、スーパーでは一年を通して購入することができますが、出荷量がもっとも多いのは12月です(※)。品種によっては9月あたりから収穫量が増加しますが、多くの品種は秋〜冬にかけて旬を迎えるといわれています。
代表的なものを挙げますと、初夏から秋口へかけて、「石川早生(いしかわわせ)」の旬がはじまります。こちらは、程よい粘りとつるっとした食感で「きぬかづき」にも利用される品種です。
11月頃からはもっともポピュラーな品種「土垂(どだれ)」や、ほくほくとした食感が特徴の「セレベス」が流通しはじめ、12月以降はお節料理に使われる「八ツ頭(やつがしら)」などが出回ります。一口にさといもといってもさまざまな品種があり、品種によって収穫時期が異なるからこそ、さといもは旬の期間が長い野菜なのです。
さといもをリーズナブルな価格で購入できるのは、11月から4月にかけてです。どの品種でも平均的に収穫量が多くなる11月から、貯蔵が続く4月頃は比較的安価にさといもが手に入ります(※1)。
ただし、例外的に12月中旬~下旬はさといもの値段が高騰する傾向にあります(※2)。これは年末年始にさといもの需要が高まるためで、縁起がよいとされているさといもはお節料理の具材としても使用されています。さといもは長期保存ができるので、お節料理にさといもを使用したい方は価格が高騰する前に購入しておくのも手でしょう。
※1 参照:農林水産省「青果物卸売市場調査(旬別卸売数量・価格動向)」
※2 参照:独立行政法人農畜産業振興機構 「東京都中央卸売市場における12月の旬別卸売価格(過去10年平均) 」
スーパーで美味しいさといもを手に入れるには、次の特徴に当てはまるさといもを選ぶとよいでしょう。
さといもは袋にまとめて販売されていることが多いですが、これらのポイントを注視してみてくださいね。
さといもは複数個まとめて購入することが多いと思いますが、さといもが苦手とする乾燥や過剰な湿気を避けて保存できれば、常温で約1ヶ月ほど日持ちします。詳しい保存方法は以下の記事にまとめてありますので、ぜひ参考にしてみてください。
さといもの保存方法|常温・冷蔵・冷凍それぞれのポイントを解説!
ねっとりとした食感が特長のさといも。スーパーでビニール袋にいくつか入って売られていることが多いため、一度で使い切れず保存方法に困ってしまうことはありませんか?今回は里芋の保存方法について、常温・冷蔵・冷凍それぞれのやり方を解説します。
さといもは、いも類の中では低カロリー・低糖質な食材です。食物繊維やカリウムなどの栄養素も多く含まれ、美容・健康面の効果効能が期待できます。そんな栄養たっぷりのさといもを使ったおすすめレシピをご紹介します。
ねっとりとしたさといもに、イカの旨味がしみ込んだ味わい深い一品です。油を使わない煮込み料理なので、カロリーを制限したいダイエット中の方にもおすすめのレシピです。
里芋とイカの煮物
冷凍イカ(輪切り)、里芋、○しょうゆ、○みりん、○酒、○砂糖
調理時間:30分
ほくほくのさといもと、トロトロであたたかい餡が絡み合い、体の芯から温まります。冷え性予防の効果が期待できるショウガも使っており、寒い冬の時期に特におすすめの一品です。
里芋のひき肉あんかけ
鶏ひき肉、里芋、○しょうがチューブ、○しょうゆ、○酒、○砂糖、○みりん、●片栗粉、●水、サラダ油
調理時間:30分
オイスターソースによる味付けは、ご飯が進むことまちがいなし。調味料を食材に揉みこんで炒めるだけなので、とっても簡単です。15分で完成するので、手軽にさといもを楽しみたいときにぜひ。
豚と里芋のオイスターソース炒め
豚こま切れ肉、里芋、●オイスターソース、●しょうゆ、●酒、●砂糖、○片栗粉、○酒、○しょうゆ、サラダ油
調理時間:15分
定番のじゃがいもではなく、さといもを使ったアレンジポテトサラダです。味のアクセントに梅干しを使うことで、普段のポテトサラダとは一味違ったおいしさが楽しめますよ。さといもならではのねっとりとした食感にもハマるはず!
里芋ポテトサラダ
里芋、ツナ缶詰(水煮)、○マヨネーズ、○梅干し、○砂糖
調理時間:15分
秋から冬にかけて旬を迎えるさといも。とくに冬の季節は、定番の煮物だけでなく、お節料理の具材としても活躍してくれます。旬の季節にはぜひ、美味しいさといもをさまざまな料理で楽しんでくださいね。