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ピーマンは炒め物などの加熱調理に使われているイメージの強い野菜ですが、実は生でも美味しく食べることができます。この記事では、生ピーマンを美味しく食べるためのコツや、 生でも食べやすいピーマンの種類、また、苦味が出ない切り方を紹介します。おすすめの生ピーマンレシピも紹介しているので是非ご活用ください!
さまざまな料理に活用される食材であるピーマンですが、実は生のままでも美味しく食べることができます。
ピーマンはビタミンが豊富な野菜で、特に肌のハリに関わるコラーゲンの合成を補助する「ビタミンC」や、毛細血管の強化作用があるビタミンP、粘膜や皮膚を健康に保つ効果のある「ビタミンA(βカロテン)」などが豊富に含まれています。また整腸効果が期待できる「食物繊維」も含まれています。
ただし「ビタミンC」は水に溶けやすく、熱に弱い性質をもっています。「ビタミンP」によってビタミンCを熱や酸化から守る働きがありますが、少しでもビタミンCの流出を防ぎたい場合は、加熱処理や水にさらしたりせずに生で食べたほうが栄養を余すことなく摂取できるでしょう。
また「ビタミンA(βカロテン)」は「脂溶性ビタミン」に分類されます。このビタミンは油と一緒に摂取することでより効果を高める性質があります。生ピーマンをトッピングしたサラダにオリーブオイルのドレッシングをかけて一緒に食べることで栄養の吸収を高めることができるのでおすすめです。
生で食べるときに気になるのは独特の苦み。この苦みですが、いくつかのポイントを抑えることで軽減が期待できます。
普段注目しないピーマンのヘタの部分をよく見てみましょう。ヘタの形状が5角形や6角形のものがありますが、栄養が隅々までいきわたり糖度が高いピーマンはヘタの角が多いといわれています。
一般的にはヘタの数が6角形以上あるものが、苦味を感じにくいと考えられています。意識しないと気がつかない部分ですが、ぜひ注目してみて下さい。
参考
JAグループ
ピーマンは切り方によっても苦味の感じ方が異なります。
ピーマンの繊維は縦に入っているので、その繊維を壊さないように縦切りにすることで苦味を感じにくくなります。逆に横に切ってしまうと繊維が断ち切られ、苦味が生じてしまうので注意してください。
ピーマンは切り方次第で食感や苦味が消える!料理の用途に沿った切り方を解説!
様々な料理に活用することができて彩りや食感を楽しめるピーマンですが、調理の際に独特の青臭さや苦味への対処、料理に合った切り方がわからず困ったことはありませんか?この記事では、ピーマンの基本的な下準備の方法や、青臭さ・苦味を軽減する方法、また料理の用途に沿った切り方を写真付きで解説します。調理の際に参考にしてみて下さい。
子供のピーマン苦手克服の第一歩におすすめ。
ピーマンの中には苦みが少ない種類も出回っています。有名なものでは、カラーピーマンと呼ばれる赤ピーマン、肉厚なパプリカなど。これらは、緑のピーマンと比較して糖質が倍近く存在しているので甘く、食べやすいのが特徴でビタミンCなどの栄養素も緑色のものより多く含まれます。
その他、品種改良した“こどもピーマン”やトマトのような見た目の“トマピー”なども存在します。食べやすいピーマンは、お子様のピーマン嫌い克服の第一歩におすすめです。
ピーマンの種やワタには、血液サラサラ効果がある「ピラジン」という成分が多く含まれています。少しでも多く栄養を摂取したいときは丸ごと食べるのもおすすめですが、この「ピラジン」の香りが苦味を引き起こすともいわれています。ピーマンの苦みが苦手な方は避けたほうがよいでしょう。
生ピーマンを使ったおすすめレシピを2品ご紹介します。
<材料:2人分>
ピーマン:3個
ごま油 :小さじ1
塩こんぶ:小さじ2
塩 :少々
<作り方>
1. ピーマンはヘタと種を取り除き、細切りにする。
2.ボウルに全ての材料を入れて和える。冷蔵庫に30分以上置いてなじませる。
<材料:2人分>
ピーマン :2個
鶏むねひき肉:100g
酒 :小さじ1
砂糖 :小さじ1
醤油 :大さじ1
おろし生姜 :小さじ1/2
ごま油 :小さじ1
糸唐辛子 :適宜
白すりごま :適宜
<作り方>
1.ピーマンはヘタと種を除き、半分に切る。
2.フライパンにごま油を入れて熱し、鶏むねひき肉を入れて半分程度火が通るまで中火で炒める。
3.酒、砂糖、醤油、おろし生姜を加えて中火で水気が飛ぶまで炒める。
4.1.のピーマンに3.をのせる。
5.お好みで糸唐辛子、白すりごまを飾る。
苦手野菜にランクインしがちなピーマンですが、ちょっとした工夫で生でも美味しく食べることが出来ます。今回ご紹介した生でも苦みを抑える方法や、おすすめレシピを参考にご家庭でも試してみて下さいね。