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節約ライフを上手に続ける秘訣は、メリハリを持った支出方法にあるのかもしれません。お金をかけるものとかけないものの基準を明確に持っている節約上手さんにその基準を聞く本連載。今回は人気ブロガーのkiwigoldさんが日頃行うお金の使い方について語ってくれました。
【前回の連載】 第2回「【連載】節約達人のお金をかけるもの、かけないもの--第2回 高い安いのmixがコツ」を読む
5歳の息子と夫と3人で小さな賃貸ハイツで暮らしているkiwigoldです。共働きをしながらコツコツと無理のない節約ライフを続けています。
節約ライフとはいえ、何でもかんでも安いものを買って節約するというやり方はしていません。節約する部分はしっかりと締め、必要なものや自分にとって大切なものにはちゃんとお金をかけるというように、High&Lowのメリハリをつけるようにしています。
そんな私のHigh&Lowを決める際の基準は、時間をかけて一緒に育っていきたいものかどうか。消耗品や、短期間だけ使う流動的なアイテムはLowコストで抑え、反対に一生かけて付き合っていきたいものは、例え価格がそれなりにしてもお気に入りのものを買って長く大切に使うようにしています。そんな観点で選んできた、わが家のHigh&Lowアイテムをいくつか紹介します。
低価格で買うと決めているものは、基本的には消耗品。もしくは使う期間が短いものです。これらは、できるだけ低価格で抑えて節約するようにしています。
毎日キッチンで使うスポンジは100円ショップで5個入りのものを購入。気兼ねなく使って汚れたら惜しみなく交換しています。他にも子どものお弁当用のグッズも100円ショップのアイテムが活躍してくれています。消耗品は使いやすく低価格のものが1番です。
収納に活躍しているケースも100円ショップで揃えています。というのも、転勤族の我が家は引っ越しをすることも多く、引っ越し先の収納場所のサイズによっては続けて使えなくなることもあるからです。
いつか定住する家が決まったら、収納アイテムも長い目でみて買うようになる思うのですが、今は流動的なアイテムは低価格で揃えています。とはいえ、なんでもいいというわけではありません。次の場所で不要になっても引き出しの中などで使い回せるなど、応用がきくシンプルな色とデザインのものを選ぶようにしています。
子どもの服はほとんどが友人や親戚からのおさがりで回しています。毎日通う保育園では、汚れてもOKな服で思い切り遊んで欲しいと思っています。靴下や下着などの消耗品も、フリマアプリや貯めたポイントで購入。
ただし、お出かけの際に着る服は、季節ごとに上下のコーディネートで2セットだけお気に入りのブランドの服を揃えておきます。そうすることで、ちょっとしたイベントがあっても困りません。
これにはお金をかけても良いと決めているものもあります。それは長く使いたいと思うものや、自分の成長のためになることへの投資。お気に入りのものに囲まれて暮らすことは自分の感性や心を育ててくれるに違いないと考えています。そんな理由でこだわりをもって選んでいるものやことがあります。
日常的に使っている食器は、全てお気に入りのものだけです。以前は100円ショップの食器やいただきものの食器を使っていましたが、「いつか素敵な北欧食器を使いたい……と憧れるだけではなく、少しずつ好きな食器を揃えていこう」と思うようになりました。そうしてからは暮らしがとても豊かになった気がして、毎日使う食器って大切なんだなぁと実感。現在は、食器類はお金をかけてもこれだと思うものだけを買っています。
シンプルだけど、温かい北欧風のインテリアを目指しています。そんなわが家のシンボルは北欧アンティークのチェスト。自分よりも長い年月を生きてきた家具に囲まれて暮らすと、家の中にゆったりとした時間が流れる気がします。
なので、家具選びは慎重です。安いからという理由では絶対に選びませんし、多少の奮発はしたいと思っています。
目に見えない自分への投資は大切にしています。夫も私も同じ専門職についているため、お互いいつも最新の情報を知り、その情報を使いこなせるように自己研鑽を続ける必要があります。そのため、研修会費用や専門書代などといった勉強に使う金額は、他の家に比べると収入の中に締める割合が多いと思います。
どんなに割合が高くても、この費用は節約しないと夫婦で決めています。今や将来の自分への投資として惜しみなく使って、日々勉強を続けていきたいです。
子どもの絵本も図書館で借りてよかったものは自宅用に購入します。家族全員本好きなので、本代は節約せずに買っています。
わが家の節約生活のHigh&Lowアイテムの紹介でした。自分が大切だと思うもの・ことにお金を使えるように、自分の中でこれだという基準をもっておくとメリハリのある節約生活を送れます。これからもメリハリを持った節約ライフを楽しみながら続けていきたいと思っています。