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レシピを見ながら料理をする時、「にんじん100g」と表記されていてもすぐにどのくらいの大きさかイメージできますか?1本当たりの重さや、カットしたときの量をイメージできていれば、レシピを見ても悩むことはありません。今回はにんじん1本やカットしたときの重さ、また、重さ当たりの栄養価について解説します!
料理をするとき、レシピの分量には「にんじん1/2本」と書かれているような時もあれば、「にんじん50g」と書かれている時もありますよね。重さで書かれているような場合には、実際にはどの位の分量のにんじんが必要かイメージするのはなかなか難しいと思います。一般的な大きさのにんじんはいったい何gくらいなのか、また料理によく使う形に切ったにんじんはどれくらいの重さになるのか、実際に計ってみました。
スーパーによく売られている一般的なサイズのにんじんです。長さは17cm、ヘタ側の太い部分をぐるりと一周計ると14cm。重さは159.0gでした。
この状態でにんじんに含まれる栄養成分は次のとおり
・エネルギー:62kcal
・たんぱく質:1.1g
・脂質:0.3g
・炭水化物:14.8g
ちなみに、一般的にレシピ上で「にんじん1本」と書かれている場合は、150g〜200gのことをいう場合が多いです。
皮を剥き、ヘタを切った後のにんじんの重さを計ると140.5g(廃棄率11.6%)でした。
可食部のみのにんじんの栄養成分は次のとおり
・エネルギー:51kcal
・たんぱく質:1.1g
・脂質:0.1g
・炭水化物:12.2g
ではにんじん1/2本の量はどのくらいになるのでしょうか。単純計算だと70g程度になりそうですが、太い方と細い方ではどのくらい差があるのでしょうか。
にんじんの長さを丁度半分に切ると、葉側の太い部分は95.0g、細い方は45.5gでした。
半分に切ったとしても、細い方の重量は全体の1/3程度になると覚えておくと良さそうですね。
もちろん、形状はにんじんによって様々なので、これを参考に考えるといいでしょう。
にんじんの大きさや重さはだいたいイメージがついたのではないでしょうか。次に、切り方別にカットしたにんじんの重さを解説します。
5mm厚さの輪切り。5.5g
5mm厚さの半月切り。3.0g
5mm厚さのいちょう切り。1.5g
乱切り。5.5g
4cm×1cm長さ、厚さ3mmの短冊切り。1.5g
箸ひとつまみの千切り。3.5g
1cm角のさいの目切り。1.5g
大さじ1杯のみじん切り。8.5g(スプーンの重量を引いて計量しています)
大さじ1杯のすりおろし。11.0g(スプーンの重量を引いて計量しています)
長さ9cm、1cm角の野菜スティック。11.5g
計測した結果の一覧は次のとおり。あくまで実測値なので個体差はありますが、参考にしてみてくださいね。
にんじんを使う代表的な料理では、どの位の量が使われているのでしょうか。基本的にはご家庭によってお好みの量を使って問題ないですが、一般的なレシピに登場する量をご紹介します。
短冊切りや千切りなど、火が通りやすい切り方がおすすめです。
2人分で1/3本程度使うレシピが多いので、1人分およそ30g前後と考えると良いでしょう。
目安:1/3本(2人分)
他の具材と大きさを合わせて、厚めの半月切りや乱切りなどがおすすめ。カレールウに記載のレシピでは8〜10皿分で1本というものが多く、1人分およそ20〜25g程度と考えると良いでしょう。
目安:1本(8〜10皿)
包丁やスライサーを使った太めの千切りがおすすめです。小皿ひと皿50g程度。
目安:1/3本(1皿)
レシピに書いてある量や、料理に入れたい量の大体の重量が分かると材料を用意する際に便利です。1本の重さが分かるとイメージがつきやすいので是非覚えておいてくださいね。