もう少しで8月。暑い時期も「アイロンがけ」をしないといけないという家庭は多いことでしょう。夏のアイロンがけを少しでも手早く行えるために役立つ家電を紹介します。


アイロンがけ「気になるにおいのリセット」にも

アイロンがけは、衣類のシワが気になってかけることもあれば、中には「におい取り」のためにスチームアイロンを使うという人も少なくないはず。そこでここでは、しわやにおい取りを目的とした衣類ケア家電を紹介します。

衣類のシワ取りを考えた時に、おすすめはハンディスチーマーとアイロン両用のタイプです。スチームは、前述のようなにおいのリセット、例えばオフシーズンで長い間仕舞っておいた時に染み着いてしまった防虫剤のにおい、どことなく漂うカビ臭さをリセットさせるにも有効です。


ティファール「トゥイニー オートスチーム」



両用タイプでおすすめなのは、ティファールの「トゥイニー オートスチーム」。握りやすいハンドルと、安定性に優れたヘッドで、スチーム時もアイロン時も快適に操作ができる使いやすさがポイントです。

1分あたりの最大スチーム量は(パワフル連続スチーム時)平均15g。トリガーを2回連続で引くと、約3倍の量のスチームを約3秒間噴射させることができます。より強力なスチーム噴射が可能で、繊維の奥まで浸透。ハンガーにかけたままの状態でサッとシワを伸ばせます。暑い時期のアイロンがけの負担を軽減してくれます。

もちろん、全体をしっかりとシワ伸ばししたい場合には、プレスアイロンとしてアイロン台の上で使用可能。約40秒のスピーディーな立ち上がりで時短にもなり、日常使いにも活躍します。実売価格は6,300円前後です。


東芝ライフスタイル「La・Coo TAS-X4」



衣類スチーマー・アイロンの両用タイプのもう1つのおすすめは、東芝ライフスタイルの「La・Coo TAS-X4」。最大の特長は、衣類スチーマーでありながら、コードレスで使えて取り回しがよいこと。しかも、内部構造の見直しにより、非バッテリー式で運転できる仕組みで、コードレスながら重量が約710gと圧倒的に軽くて扱いやすい点が魅力です。1分間あたりのスチーム量は最大約12mL(シャワースチーム設定時)、標準設定で約9mLと、まずまずの仕様。しかも、連続スチーム噴射時間は約1分30秒で、約40秒で再度噴射ができる優秀さです。



もう1つユニークなのは、コード式としても使用可能なこと。コネクターにより、コードとつないだり外したりでき、用途に合わせてコードから給電しながら使用もでき、その際は最長で約7分10秒スチームを噴射し続けられます。


プレスアイロンとしても、快適なかけ心地。"楽がけライン"と呼ばれる独自の先端が細く尖った形状により、ボタン周りや幅の狭い面にも小回りよく操作ができ、アイロンがけが苦手な人にも使いやすいと思います。夏場のアイロンがけが少しでも快適に行えるのはうれしいものですね。実売価格は9,600円前後です。


独自の先端が細く尖った形状により、ボタン周りも快適

におい取りに特化したアイテムも

パナソニック「脱臭ハンガー」



一方、脱臭を手軽に済ませたい人には、パナソニック「脱臭ハンガー」が便利。「ナノイー X」と呼ばれるパナソニック独自の微粒子イオンを発生させ、ハンガーに衣類をかけるだけで脱臭が行えるツール。ハンガー状の本体に備えられた8つの穴から放出されたイオンをハンガーにかけた洋服に行き渡らせることで、手間なく脱臭をしてくれます。洋服をかけてスイッチを押して、5時間または7時間放置するだけと簡単です。実売価格は1万6,500円前後。


そして最後は、時期的には外れますが、あると便利な衣類ケアアイテムをもう1品。筆者のおすすめはティファールの「毛玉取りクリーナー」。使い勝手が抜群な上、見た目もスタイリッシュでいかにもな生活感がないところも好印象。直径52mmの広い面と3枚刃のカッターでスピーディーかつキレイに毛玉取りができます。付属のガードで生地の種類や毛足の長さに合わせて高さ調整も可能です。実売価格は1,500円前後。



お気に入りの洋服はできれば長く大事に着たいもの。しっかりケアの行き届いた衣類は、長く着られるので、経済的でもあります。夏場に億劫なアイロンがけの手間と時間を省略するためにも、これらの便利で使い勝手のいい家電をうまく活用しするのも一つの賢い方法です。

※価格は2019年7月30日編集部調べの税込です


情報提供元: トクバイニュース
記事名:「 夏場のアイロンがけを快適に! 家電評論家おすすめの衣類ケア家電