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節約上手さんたちの買い物基準には、コスパを重視する「Low」だけでなく、こだわりの「High」もたくさんあることがわかりました。そんな基準を披露してもらう本連載。第1回は、トクバイニュースで公開している1カ月3万円以下の食費やりくり術が大人気のeriさんのHigh&Lowを紹介します。
持たない暮らしを目指しながら、Instagramで家計簿の公開をしているeriです。節約というと、なるべくお金を使わないように生活するイメージがありますが、私は使うべきところでは使っています。簡単に買い換えられない家電や家具などは、少し高くても買い、毎日大切に使うことがモットー。その分、消耗品は安いものを選ぶのが私流の節約法です。
ほぼ毎日使っては捨てる消耗品は、多少使い勝手が悪くてもたくさん入っておトクな100円ショップで購入しています。安いものなので、躊躇なく掃除のたびに捨てて清潔に保つことができ、気分良く過ごすことができています。
男の子が2人いる我が家。子どもの洋服にはあまりお金をかけないようにしています。理由は、高いものだと汚されるのが嫌で、結局あまり着せる機会がなくタンスの肥やしになってしまった経験があったこと。そして小さいうちは成長が早く、すぐにサイズアウトしてしまうことが多かったからです。
特に男の子は汚すことも多いので、潔く捨てられる低価格のものを買うようにしています。ただし価格だけで判断すると、着心地が悪かったりすぐにヨレヨレになってしまったりと「安物買いの銭失い」になってしまうので、素材などもよく見て購入することが大切です。
化粧品に対してあまりこだわりがないので、ドラッグストアで購入できるプチプラコスメを購入しています。独身の頃は百貨店でスキンケア用品や化粧品を購入していましたが、プチプラでも大して使い心地が変わらなかったので今のスタイルになりました。コスパの良いものをインターネットの口コミで調べ、店頭で実際に手にしてから購入するようにしています。
もともと流行に興味があまりなく、いつも同じような服を好んで着ます。なので、服やファッション小物はたくさんの量を持っていません。そのかわりに少々お値段が張っても、着るたびに「買って良かった」と思うものを買うようになりました。結果、ものによっては5年ほど愛用することもあり、価格が高くても満足できることが多いです。
1人暮らしの時に買った組み立て式の安い家具は、部屋全体が安っぽい印象になってしまいあまり気に入っておらず、結婚して新居への引越しの際に思い切って処分しました。
大型家具や家電は、処分するにも費用や手間がかかります。なので、「ないと不便だから」「とりあえず安いものを」などと安易に買わないと決意。本当に気に入ったものだけを購入するようにしています。今使っているダイニングテーブルやテレビ台は、半年以上かけてお金を貯めて買ったもの。お気に入りのものに囲まれて生活でき、とっても満足しています。
ある時、雑誌やカフェでおいしそうに盛りつけてあるごはんには、素敵な器が使われていることに気づきました。それ以来北欧ブランドの食器や作家ものの器に興味が湧き、少しずつ集めるようになりました。地味な煮物も、よく作るカレーも、素敵な器に盛るだけで、何倍もおいしそうに見え、料理が楽しくなりました。
割れないように丁寧に扱うのは少し大変ですが、私にとっては生活の質をぐっとあげてくれる大切なアイテム。コレ! と思う器に出あったら、買うようにしています。我が家は1カ月3万円以下の食費でやりくりをしていますが、器や盛り付けを工夫することで、節約メニューを少しだけ豪華に見せてくれている気がします。
今はインターネットで検索すれば、なんでも知ることができますし、クリックひとつで簡単に購入できます。でも、
情報が多い時代だからこそ、自分の感覚をしっかり持って、取捨選択をして上手にお金を使いたいと思っています。これからもお気に入りのものを大切に使いながら、節約をしていきたいです。