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U10
優勝 GAMER(愛知県)
準優勝 SEASONS(東京都)
U12
優勝 バルサ奈良(奈良県)
準優勝 LIV FOOTBALL CLUB U-12(北海道)
この日、解説を務めた槙野智章氏は各優勝チームにTシャツを贈呈しながら「このあとレジェンドたちと試合するけど、怪我させないようになんて気は使わなくていいから真剣にぶつかって」と選手たちにアドバイスを贈った。
日本サッカー界を代表するレジェンドたちが登場し、U10とU12の優勝チームと対決。
<レジェンドチーム>
三浦知良選手、内田篤人選手、乾貴士選手、細貝萌選手、原口元気選手、宇佐美貴史選手、昌子源選手、青山敏弘選手、本田圭佑選手
相手が子どもだろうと、容赦ないボールさばきを見せる三浦知良選手。
サッカー界のレジェンド・三浦知良選手は「今回優勝したチームの選手たちがJリーグに入るまで現役でいます!」と宣言。
オープニングや試合の合間にDJやドラム演奏、ダンスパフォーマンスなどで会場を沸かせてくれたキッズアクターのみなさん。試合時間は10分しかないが、このようなパフォーマーが観客のボルテージを上げてくれるのが4v4の醍醐味でもある。
<本田圭佑氏のメッセージ>
今日のイベントは色々と工夫がされてます。
今までサッカーを見に行った時と何か違うところがあったと気づいてますか?
サッカーをプレイしてる時に音楽が流れてたね。どうでしたか?
それはサッカー界ではいわゆるありえない、これまでそういうことをやってるクラブとかサッカー界っていうのはありません。で、今日やってみたかったんです。
というのも、もっとサッカー界が盛り上がるためには、サッカー大好きな人だけじゃなく、サッカーを観に行ったことない人までこういう場所に足を運んでサッカーに触れてほしいなと。
男性のサッカー好きだけじゃなく、女性も、サッカーに興味がない子供も観に来てほしいなと思って、そういう工夫をしました。
試合も10分なんで、すぐ終わるでしょう。僕もプレイしてきて言うのもなんですけど長いですよね。90分がすごい長い。ロスタイムも、たまに10分超えるでしょ。だから試合も10分にしてるわけです。その代わり、めちゃくちゃ激しい。
僕も今日ちゃんと練習してきたつもりだったんですけど、想像以上に切り替えが激しくて、カズさんのカズダンスも阻みましたし、僕も何回も戻ってちょっとトレーニングの強度を超えてきたんで、もっとトレーニングしないといけないなという風に思いました。
そんな4v4を子供たちがしっかり練習してプレイすれば、今年はですね、サッカー協会からも公式に後援をいただきました。これはですね、4v4はサッカーに繋げていける大会になりたいなということなんです。
U10をメインに作った大会で、今年はU12も挑戦しました。
ブラジルで活躍してる選手は、子供の頃にフットサルをしてる選手も多いです。 このルールでしか身につけられないような、いわゆるスキルをぜひ学んでほしいと思っています。監督がいないから自分たちで考える。ゴールを取ってもすぐに切り替える。ゴールを取られてもすぐに攻める。ゴールキーパーも上がる。
将来これをサッカーに活かせる時が来ると信じていますので、ぜひまずはトライしてほしいです。
勝たなくてもポイントで今日表彰されてたチームもありましたけど、ポイント取っても全国大会に出れます。いろんな人にチャンスを、いろんな子供にチャンスを与えたいと、そう思って作った大会です。
僕は発起人ではあるんですが、僕が今後この場に来なくても、この大会が盛り上がり続けるということを本当に祈ってます。
そうなった時には、ワールドカップで優勝する日本代表がもしかしたら観られるかもしれない。その時は僕が美味しく日本代表の監督をやらせてもらうかもしれないですけど、ここの子たちを僕が指揮する時が来るかもしれない。
今、解説の方にはこの間引退した槙野もいますけど、彼も日本代表の監督を狙ってるらしいんで、僕も指導レベルを上げて皆さんの前にまた違う形で、選手としてじゃなくて監督として帰ってきたいなと思ってますので、ぜひ4v4、そして日本のサッカー界、これからもよろしくお願いします。今日はありがとうございました。
1993年のJリーグ開幕から、瞬く間に日本中を熱狂の渦に巻き込んだサッカー。今回の「4v4 JAPAN CUP 2024 RESPECT YOU, au」を観ていて、記者の先輩の息子さんのことを思い出した。小学生の時からクラブチームで熱心に練習してきた彼は、もともと小柄だったこともあり、怪我に泣かされてサッカーを断念したのだった。本田氏の言うように、90分は長い。体がまだ出来上がっていない子どもたちは、10分という短い限られた時間の中で真剣に勝負する4v4で体作りと感覚を養い、それをサッカーに繋げていけばいいと言う考え方には大賛成だ。惜しくもレジェンドチームからは1点も奪うことはできなかったが、決勝まで勝ち進んだチームの子供たちの技術には驚かされた。これから10年もしないうちに、この中から本当にサッカー日本代表が誕生するのではなかろうか。