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「とにかくおいしいピザを作りたい」という想いのもと、日々ピザの開発に取り組むピザハットの開発ユニット。その中で、ピザの味を左右するキーポイントが「チーズの量」であることが分かった。そして日々奮闘する中で出てきたのが、味を数値化・チャート化し、客観的に評価できるAI味覚センサー「レオ」を駆使するというアイデア。人間の感覚のみを頼りに商品開発をおこなうと、試食する担当者の体調や季節などによって微妙なブレが出てしまうことがあるため、黄金比を実現できる正確なチーズの量を把握するために史上初(※2)のAIを使ったピザ開発の挑戦が始まった。ピザハットのピザは、ボトムチーズ(モッツァレラチーズ)とトップチーズ(ゴーダチーズ)の2種類を使用しており、今回の開発ではボトムチーズであるモッツァレラチーズの量を増やし比較が行われた。
※2:ピザハット販売商品において
「レオ」を活用し、甘味、塩味、酸味、苦味、うま味の各要素を詳細に分析し、それぞれ数値化。その結果、現行のピザにチーズの量を120%から150%に増やすと、相性度が95点以上になり、「非常においしい」と評価されることが分かった。その中でも特に、チーズ量が130%と140%が高く、150%までいくと下がるという結果となった。AI味覚センサー「レオ」の分析結果をもとに、売上上位12種類のピザについて、チーズ増量と現行の味を試食して比較。ピザハットを代表する12種類のピザでモッツァレラチーズの量140%を試した結果、6種類で味のバランスが崩れてしまった。また、150%も実際に食べてみると具材の味が感じづらくソースの味もぼやけてしまい、チーズの量が多すぎると生地、具材、ソース、そしてチーズのバランスが崩れてしまうことが再確認できた。一方、130%では、140%に比べて素材の味も感じながらチーズのうまみが増加。さらに120%も試したが、チーズの増量感が十分に得られない結果となった。何度も緻密な調整を繰り返した結果、最終的に「レオ」と4名の商品開発員全員が納得したのが、チーズ量を「130%」に増量すること。「AI」の技術力と「人間」の経験値が組み合わさることで、「マルゲリータ」のようなシンプルなピザから「プルコギ」のようなガッツリ系のピザまで、ピザハットが販売している多種多様なピザすべてにあてはまる黄金比を見つけることができた。
今まで数々の商品開発にたずさわってきましたが、今回のチーズ増量は、圧倒的に一番の仕上がりです。私のキャリア史上「一番の自信作」、とにかくおいしい!チーズ増量により、さらにお肉のジューシーさが際立つアメリカンピザ「デラックス」「スーパー・シュプリーム」をまずは食べてみてもらいたいですね。また、大人から子どもまで支持が厚い「ほっくりポテマヨソーセージ」も個人的にオススメです。
WEBムービー概要
タイトル:「AIピザ誕生!?」
公開日:2024年10月17日(木)
動画URL:https://www.youtube.com/watch?v=yzSc9WXYFgQ
動画公開に併せて、特設サイトも10月17日(木)よりオープン。特設サイトでは第一弾コンテンツとして「チーズ130%、うまさの黄金比の秘密」を公開し、AIピザ誕生の開発秘話などを公開。また、11月11日(月)には第2弾コンテンツ「シェフも納得!チーズ130%のうまさの黄金比 ピザの正解」、11月20日(水)には第3弾コンテンツ「チーズ130%のうまさの黄金比をみんなで体験!本当にこっちがうまいか体験会」を公開予定。
特設サイト:https://corp.pizzahut.jp/cheese130
AIの技術を駆使し、最終的に人間の経験値により導き出された“チーズ130%増量”という答え。その最適解な美味しさを、ぜひあなたの舌でも確かめてみてはいかがだろうか。