ドイツ生まれの家庭用浄水器で知られるブリタの日本法人BRITA Japanが、『あしたを変えるプロジェクト』をスタートした。浄水器メーカーからサステナブルブランドへとリブランディングを実施した同社の、脱プラスチックをはじめとしたサステナブルな日常へのきっかけを創りたいという想いが込められた同プロジェクトでは、まず第1弾として3組のクリエイターとともに共創したアイテムのクラウドファンディングを開催。その売り上げの一部は、今年元日に発生した能登半島地震で被災した輪島漆器商工業協同組合に義援金として寄付するという。

すでに2月22日からCAMPFIRE(キャンプファイヤー)にて立ち上げられたクラウドファンディングでは、サステナブルクリエイター3組がそれぞれ生み出した水にまつわるアイテム(写真上)と、リサイクルガラスで作られたブリタの新商品であるポット型浄水器「グラスジャグ」のセットをリターン品として支援者に用意。

「あしたを変えるプロジェクト」
https://camp-fire.jp/curations/ashitaokaeru

ポット型浄水器「グラスジャグ」

3月12日に東京・二子玉川の蔦屋家電で開催された記者発表会では、BRITA Japan株式会社の代表取締役社長 マイケル・マギー氏(左)、『あしたを変えるプロジェクト』アンバサダーに就任した山賀琴子氏(中)、『あしたを変えるプロジェクト』でブリタと共創するアーティストのひとり、絵描きのLee Izumida氏(右)のトークセッションも開催された。

一番好きな飲み物は? と聞かれたら「水!」と答えるくらい水が大好きな山賀さん。アンバサダー就任はとても嬉しかったという。

Lee Izumidaさんは九谷焼とのコラボで『あしたを変えるプロジェクト』に参加。自身が描いたニワトリの絵(右)を焼き付けた九谷焼の湯呑みで、ブリタで入れた水やお茶を飲んでほしいという思いが込められているという。

山賀琴子さんとLee Izumidaさん。Lee Izumidaさんが手にしているのは、自身の絵が焼き付けられた九谷焼の湯呑み。

山賀琴子さんが手に持つ「グラスジャグ」は、余剰となったガラスを再溶解したリサイクルガラスを60%使用し、水受け部にはマスバランス方式による100%バイオベース素材のプラスチックを使用した環境にやさしいサステナブルなポット型浄水器。3月12日から百貨店など一部の店舗で取り扱いを開始した。

「グラスジャグ」と同日からサステナブルなボトル型浄水器2種も販売開始。こちらは全国の主要スーパーやホームセンター。家電量販店、オンラインショップなどで取り扱いされている。写真はワンタッチでふたの開閉が簡単な『ボトル型浄水器』。カラーはライトブルー。ライトグリーン、モーヴローズの3色で展開。オープン価格。

高品質なBPAフリープラスチック素材を使用することで水を押し出すこともできる『ボトル型浄水器アクティブ』。カラーはダークブルー。ダークグリーン、モーヴローズの3色で展開。オープン価格。

二子玉川 蔦屋家電「SHARE LOUNGE」で期間限定店舗「あしたを変えるBRITA SHOP」をオープン

BRITA Japanは、サステナブルな日常のきっかけとなるような、暮らしがちょっと素敵に変わる暮らしが体感できる「あしたを変えるBRITA SHOP」を二子玉川 蔦屋家電「SHARE LOUNGE」にて期間限定でオープンした。こちらでは新商品「グラスジャグ」およびカートリッジの「Maxtra Pro」でろ過した水で炊いたおにぎりの試食や、浄水で煮出したお出汁、ほうじ茶などが無料で試飲できる。4月10日まで。

コロナ禍以降、家にいる時間が増え、それと同時に増えたらのが水の空きペットボトル。これじゃ環境によくないなとみんな気づいてはいるが、どうしても水道から直接水を注いで飲む気がしなくて……。という人におすすめなのが、BRITAの浄水器。今回、「あしたを変えるBRITA SHOP」でろ過した水を飲んでみたが、黙って出されたらペットボトルのミネラルウォーターだと勘違いしてしまうほど雑味や匂いは感じられなかった。これがあれば、重たい水を買ってきたり、ネットで注文したりというわずらわしい手間もないし、何よりペットボトルごみが出ないから環境にとてもよいというわけだ。サステナブルに貢献するのであれば、まずは身近な水の問題からクリアして、地球のために自分ができることをしてみてはいかがだろうか。

情報提供元: 舌肥