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はじめに、どのような矯正方法が人気なのか調査すべく「歯科矯正の治療方法を教えてください(複数回答可)」と質問したところ、『表側矯正(65.6%)』と回答した人が最も多く、次いで『マウスピース矯正(34.3%)』『裏側矯正(23.8%)』と続いた。
「なぜその治療方法を選びましたか?(複数回答可)」との質問には、『装置が目立たないから(30.3%)』と回答した人が最も多く、次いで『理想の結果が手に入れられるから(27.5%)』『治療費が抑えられるから(27.3%)』『多くの人が選んでいる方法だから(20.9%)』『治療スピードが早いから(19.0%)』という順になった。歯科矯正に求めるものは人それぞれであり、希望をかなえる矯正方法を選ぶことで満足のいく治療ができるだろう。
次に「歯科矯正を友人や家族にも勧めたいですか?」と質問したところ、およそ85%の人が『勧めたい(84.2%)』と回答。そこで、勧めたい理由、勧めたくない理由をそれぞれ聞いてみた。
■歯科矯正を周りに勧めたい理由とは?
・歯並びがとても綺麗になって、気持ちも明るくなったから(20代/女性/新潟県)
・虫歯になりにくい(20代/男性/奈良県)
・綺麗になれる。自分に自信がつくから(20代/女性/三重県)
・噛み合わせがよいことが健康につながるため(40代/女性/千葉県)
歯並びが綺麗になることで身体的にも精神的にも良い影響があるため、歯科矯正を勧めたいと考える人が多いことがわかった。
■歯科矯正を周りに勧めたくない理由が明らかに…!
・痛いから(20代/女性/北海道)
・悩んでいないなら不要だと思う(30代/男性/京都府)
・小学生の頃に行ったが、とても痛くて、勧められない(40代/男性/新潟県)
・隙間があいて食べ物が挟まりやすくなった(40代/女性/山口県)
一方、歯科矯正を勧められないという人は、治療中の痛みを挙げることが多いようだ。
ここまでの調査で、歯科矯正を友人や家族に勧めたい人は多いものの、治療中の痛みを理由になかなか勧められないと感じている人もいることが判明した。そこで、歯科矯正を始める前には、痛いというイメージがあったかどうか聞いてみた。
「歯科矯正を始める前、歯科矯正に対して痛いというイメージはありましたか?」と質問したところ、約75%の人が『あった(75.3%)』と回答。痛いというイメージがあっても、理想の歯並びのために歯科矯正を行った人が多いことが浮き彫りになった。
歯科矯正は痛いというイメージを持つ方が多いことがわかりましたが、実際には矯正中に痛みは感じたのでしょうか。「歯科矯正中に痛みを感じましたか?」と質問したところ、『少し感じた(47.5%)』と回答した人が最も多く、次いで『強く感じた(29.1%)』『あまり感じなかった(18.2%)』『まったく感じなかった(5.2%)』と続いた。およそ8割の方が、矯正中に痛みを感じているようだ。そこで、痛みを感じた期間はどの程度だったのか聞いてみた。
■実際に痛みを感じた期間を教えてください
・開始から3年程度は、ゴムかけやワイヤー調節などの治療の度に1週間程度痛みが続いた(20代/女性/宮城県)
・ワイヤーを交換した直後1〜2日(20代/女性/埼玉県)
・はじめて装置をつけた後1週間、調整後3日(20代/女性/千葉県)
・矯正をやっている期間(20代/女性/東京都)
ワイヤーを交換した直後や、調整した後に痛みを感じる人が多いようだ。どうやら、調整後には大事な予定を入れないなど、スケジューリングに気を配る必要があるかもしれない。では、具体的にどのような痛みなのか聞いてみた。
■具体的にどのような痛みを感じましたか?
・歯が折れそうな痛み(20代/女性/広島県)
・ぎゅーと歯を締め付けられるような痛み(20代/女性/神奈川県)
・歯がひっぱられているような痛み(30代/女性/東京都)
・虫歯のような痛さで噛むと激痛でした(30代/女性/大阪府)
このほかにも、歯が動くことによって顎全体に激痛が走るという回答もあった。
歯科矯正では治療中に痛みを感じる人が多いことがわかったが、歯の痛みと矯正力の関係について知っているかどうかを聞いてみた。「歯科矯正の際に起こる歯の痛みは「歯を動かすときにかける矯正力の強弱に関係がある」と知っていましたか?」と質問したところ、およそ6割の人が『知らない(59.6%)』と回答した。
【調査概要】「歯科矯正の痛み」に関する調査
調査期間/2023年10月30日(月)~2023年10月31日(火)
調査方法/リンクアンドパートナーズが提供する調査PR「RRP」によるインターネット調査
調査人数/1,002人
調査対象/調査回答時に 歯科矯正の経験がある と回答したモニター
モニター提供元/ゼネラルリサーチ
今回の調査で、歯科矯正を行った約75%の人が、歯科矯正に「痛い」というイメージを持っていたことが明らかになった。痛いというイメージがあったものの、理想の歯並びのために矯正治療を行った人が多いようだ。また、およそ8割の人が矯正中に痛みを感じたことも判明した。矯正には痛みが付き物であると言えそうだ。
矯正の痛みは、矯正力の強弱に関係している。痛みを軽減したいという人は、弱い力で矯正しながら、理想通りの結果になるかが実施する際に判断すべきポイントといえるだろう。