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説明会では、江崎グリコ株式会社「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」責任者 武子弘司氏より江崎グリコの取り組みである「すこやかな食生活プロジェクト」について紹介。栄養菓子「グリコ」から始まったGlicoは、2022年に創立100周年を迎え、新たな100年への第一歩となる2023年より、おいしくて健康に寄与する食生活の提案を通して、人々の「すこやかな毎日、ゆたかな人生」の実現に貢献していきたいという思いから「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」をスタート。「すこやかな毎日を支える食生活」についての理解を深め、仲間と一緒に体感し、分かち合える機会を創出するために、すこやかな食生活についてSTEP1「知る」、STEP2「実践する」、STEP3「共有する」という3つのステップで様々な取り組みを行っている。本イベントも「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」の一環として実施される。
続いて、江崎グリコ株式会社 健康イノベーション事業本部 健康事業マーケティング部 福永稚菜氏により、「ココロとカラダにちょうどいい『すこやか週間』」の概要と実施経緯が説明された。江崎グリコは、パーパスである「すこやかな毎日、ゆたかな人生」のもと、生活者のすこやかな毎日への貢献を目指している。一方、「感じ良い暮らしと社会」の実現を目指す無印良品 銀座では、「人と人」「人と自然」「人と社会」のより良い関係をつくるプラットフォームでありたいとの思いから、様々な活動を積極的に取り組んでいる。そんな「人」の集まる無印良品 銀座において生活者に役立つ情報を届けたいという想いから本企画がスタート。これまで江崎グリコが大切にしてきた「健康」という分野を生かし、特にくらしの中心となる「食」をテーマに、糖質と上手に付き合う“適正糖質”のくらしのコツを伝えていく。
一般社団法人「食・楽・健康協会」では、1食で摂取する糖質量を20~40g、間食では10g以下とする“適正糖質”を提唱している。1日の糖質量を130g以内に抑えるという考え方だ。江崎グリコでは“適正糖質”とおいしさを両立するブランド「SUNAO(スナオ)」において、糖質10g以下のアイスやビスケット、糖質40g以下のパスタを展開。糖質を我慢するのではなく、糖質と上手に付き合う“適正糖質”をサポートしている。糖質は人間のエネルギー源でもあるため、ある程度の摂取は必要だが、過剰に摂取するとエネルギーとして代謝されず脂肪として蓄えられてしまう。そこで1日に摂取する糖質量を適正に調整する“適正糖質”が大切となる。本イベントでは、この“適正糖質”の考え方をより広く知ってもらうために、毎日のくらしの中で取り組みやすい実践方法が伝えられる。
ここで、管理栄養士 吉野 愛氏が登壇し、“適正糖質”の食事のコツを紹介。朝・昼・夜ごはんを例に“適正糖質”を説明した。朝ごはんはもっとも糖質が主体となりやすいとし、ごはんなら少なめの80~100g、パンであれば6枚切り1枚が“適正糖質”とのこと。また朝はフルーツを食べる機会が多いと思うが、バナナやリンゴは糖質が高いので、イチゴやベリーミックス、グレープフルーツがおすすめだという。目玉焼きやウインナーなどのタンパク質が多いものは糖質が少ないので積極的に食べていいそうだ。また、朝の定番ともいえる牛乳も糖質が多いので、代わりに砂糖不使用のアーモンドミルクを取り入れるとよいとのこと。昼ごはんと夜ごはんについては、“適正糖質“を自宅でも実践しやすいようにSUNAOのパスタソースや無印良品の食品を使った吉野氏考案のアレンジレシピを紹介。
▽昼ごはんは1食の糖質量を39.8gに抑えてあるが、玄米ご飯や大きめに野菜を切り、よく噛むことで満足感を得られるようになっている。また、良質な油を含むアボカドは、腹持ちを良くしてくれるという。
▽夜ごはんも糖質を38.8gと40g以下に抑えられている。具だくさんのスープで満足感があり、旬のピーマンは大きめにカット。ナッツと合わせて良質な油も摂取できる。鶏もも肉には無印良品の商品である乾燥フルーツのみかんを使用している。
こちらのアレンジレシピは店舗での配布とwith Glicoのレシピクラブにて公開中↓↓
https://with.glico.com/recipeclub/index.html
次に、株式会社良品計画 無印良品 銀座 総店長 成川卓也氏が登壇し、無印良品 銀座の取り組みを説明した。
無印良品 銀座では、2019年4月にMUJI Dinerを開店。カラダにやさしく、食べて美味しい「素の食」を、ゆったりとした空間で提供し、食の大切さ・楽しさを伝えている。また、2019年9月からは“糖質10g以下のお菓子”30アイテムを発売。さらにコロナ禍における健康意識の高まりを受け、何か体にいいことをやっていけないかと考え、ヨガインストラクターの資格を持っていた無印良品スタッフの個性を生かし、2021年12月からは「ヨガ教室」をオンラインで開催。すでに100回以上開催されており、最近では対面での開催が行われるようになった。また、2022年4月には、世界中から探してきたいいもの、いいくらしを紹介し販売する「Found Muji」において「養生」をテーマにした商品を販売。コロナ禍での環境変化や季節の変わり目に「からだと心」を整えるヒントや知恵、それにまつわる商品を販売している。今年4周年を迎えた無印良品 銀座では、世界旗艦店として商品の販売だけでなく使い方やくらし方を伝えることで「感じ良いくらし、感じよい社会」を発信している。今回江崎グリコとの共同イベントを通して、通常触れ合えないより多くの生活者にいろいろな取り組みを紹介していきたい考えだ。
■“適正糖質”な「焼き魚定食」を限定販売
無印良品 銀座 地下1階の「MUJI Diner 銀座」では、“適正糖質”を知るための特別メニューを提供。糖質を我慢するのではなく、ちょうどいい糖質を取る「適正糖質」の考えのもと、MUJI Dinerの「焼き魚定食」を、1食あたりの糖質を40gに抑えた。この定食は、普段の食事からも実践しやすいよう通常メニューに最小限のアレンジをして提供している。また、糖質10g以下の間食として、江崎グリコのSUNAOアイス<バニラ>も一緒に提供される。
価格:1,500円(税込み) ※セットドリンク付き
日時:7月13日~23日の11日
11時~16時(ラストオーダー15時45分)のランチ限定で販売 ※数量限定
試食会では、期間限定で提供される糖質を40gに抑えた「焼き魚定食」と糖質10g以下のSUNAO<バニラ>を試食。まず驚いたのが焼きサバの大きさ。タンパク質たっぷりのサバは糖質が低いので糖質を気にせずに食べられる。サラダのドレッシングは通常ゴマドレッシングのところ、オリーブオイルと塩というシンプルな味付け。
小鉢は通常より一皿多く、ひじきの小鉢を追加。大根おろしを若干少なめにしているという。汁物はとろろ昆布の味噌汁。ごはんは通常180gのところ半分以下の85gになっており、「こんな大きな焼き魚、ごはん何杯でも食べたくなるのでは…」と心配する筆者だったが、小鉢が多く、サラダと味噌汁があること、そして焼き魚をほぐしながらゆっくり食べるうちに満腹になり、結果ごはんはこの量で充分だった。改めて和食の一汁三菜が健康の基本だと感じるとともに、“適正糖質”に我慢のような感覚は全くなかった。通常でもMUJI Diner 銀座やMUJIカフェでは、ご飯の量を小盛りに頼むことができるし、家庭でもまずはごはんを少なめにしていくことから始めてみようと思う。
そしてデザートに提供されたアイス、SUNAO<バニラ>。種類別がアイスクリームとあって濃厚でしっかり甘く、食べ応えがある。バニラビーンズが入っておりバニラの香りも爽やか。一般的なアイスクリーム※は糖質15.4gなのに対し、SUNAO<バニラ>は5.8gとなっているというが、糖質が低いのが不思議なほどの味わいだった。“デザートやおやつを食べたいけど糖質が気になる…”と我慢せずにこの味わいのアイスが食べられるのは嬉しい。
※日本食品標準成分表2020年(八訂)アイスクリーム(普通脂肪)と比較
この他、無印良品 銀座にて毎週金曜日限定でオープンしている「柳Bar」において、特別イベント「無印良品と江崎グリコのコラボトークショー」が7月14日(金)19時より開催。また、7月16日(日)10時からの「無印良品でヨガ教室」は、いつもの無印良品のヨガ教室を、“適正糖質”のコツを伝える江崎グリコのプチセミナー付きで行われる。どちらも事前応募が必要となる。詳細は無印良品 銀座 公式サイトのイベント紹介ページにて確認してほしい。
無印良品 銀座 公式サイト:https://shop.muji.com/jp/ginza/
糖質制限などと言われると我慢を強いるものに感じるが、“適正糖質”は糖質を我慢するのではなく上手に付き合うもの。筆者は本イベントの説明会と試食を通して、少し意識するだけで“適正糖質”な食事にできることが分かった。
ぜひみなさんもこの機会に、“適正糖質”について知り、体験できる無印良品 銀座へ足を運んでみてはいかがだろうか。
・「Glicoすこやかな食生活プロジェクト」について
https://www.glico.com/jp/health/contents/glicosukoyakaproject/
・SUNAO ブランドサイト
http://cp.glico.jp/sunao/
・ロカボオフィシャルサイト(適正糖質についての説明)
https://locabo.net/about/