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コストコで販売されている『イタリアンスパークリングウォーター』はご存知でしょうか。
イタリア半島の背骨・アペニン山脈で採取した天然水に、炭酸を加えたもの。硬水ですがクセは少なく飲みやすいですね。しっかりめのシュワシュワ刺激が心地よく、さっぱりとしたリフレッシュ感を得られます。コスパはまあまあといったところですが、選択肢のひとつとして、十分にアリですよ。
こちらがコストコで見かける『イタリアンスパークリングウォーター(Italian Sparkling Mineral Water)』(品番:9262015)。英語表記にならうなら「イタリアンスパークリングミネラルウォーター」ですね。イタリア半島の背骨・アペニン山脈のミネラルウォーターです。マルケ州、アペッキオという地域にあるバルディメティ(Val di Meti)が採水地でして、あとから炭酸を加え、人工的に炭酸水にしたもの。コストコPBであるカークランドシグネチャー印の商品で、500mlペットボトルが24本セットになって、お値段は1,298円(税込、税別1,202円)。1本あたりは約54円という計算になります。
コストコで取り扱いのある炭酸水として、同じカークランドシグネチャー商品でイギリス産の『スパークリング スプリングウォーター』(約27円/1本)がありますので、それに比べるとお値段は倍ですね~。ただ、『ペリエ』(約67円/1本)、『サンペレグリノ』(約62円/1本)などに比べれば、本品も十分、「割安な炭酸水」の部類に入ります。
本品は、ラベルには硬度が書かれていません。ただ、水の硬度はカルシウムとマグネシウムの量が分かれば計算できます。そこで、パッケージの成分表示をチェックしてみたところ、以下のとおりでした。
残念ながらマグネシウムの量は記載されていなかったので、カルシウムの数値のみで硬度を調べてみます。カシオの高精度計算サイト「keisan」にある水の硬度計算で、1リットルあたりのカルシウム量84mgを入力すると、硬度は「209.7mg/L」と出ました。マグネシウムが不明なので正確な数値ではありませんが、「硬水」に該当することは間違いないですね。
参考までに、他の炭酸水の数値は以下のとおりです。
本品は、パッケージがおしゃれ。ラベルの内側に町並みのイラストがプリントしてあり、それが水の向こう側に見えるようになっているんです。ちょっとした遊び心ですが、リラックス感が高まる演出ですね。
その飲み口ですが、わりとしっかりめのシュワシュワ感がありますね。「強」というほどではありませんが、炭酸が効いており、その刺激で口の中にレモンのような酸味を感じます。いっぽう、本品は「硬水」ではありますが、クセやエグミはあまり感じません。おかげで、後味がわりとさっぱりとしています。食事などでリフレッシュしたいときなどに、あるとうれしい炭酸水です。
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『イタリアンスパークリングウォーター』は、コスパ的にはイギリス産『スパークリング スプリングウォーター』に及ばないものの、『ペリエ』や『サンペレグリノ』よりは割安なので、選択肢としてはアリでしょう。あとは、本品ならではのシュワシュワ感や後味を気に入るかどうかですね。