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ホームセンターのカインズ(CAINZ)はご存じでしょうか。mitok編集部ではたまに東京・南砂町の店舗に買い出しに行ったりするんですが、まだマイナー感はあるのかな? そんなカインズではオリジナルのアルカリ乾電池を販売しています。たとえば、単3形の4個パックと12個パック。これ、どっちを選ぶのがお得なのでしょうか。
わりと選択に迷うかもしれないので、性能をガチ検証してみました。比較的商品の入れ替わりが早いようですが、まだ店頭に並んでいたら購入判断のご参考までにどうぞ m(_ _)m
検証|ハンダマスターかしま
結論からいえば、カインズでアルカリ乾電池を買うなら「4個パック」を選ぶほうがお得だろう。
今回編集部で購入したカインズのオリジナルアルカリ乾電池は、シルバーの4個パック(118円)がメーカー不明・中国製造、ゴールドの12個パック(498円)がメーカーはFDK・国内製造という違いがあった。印象的には安心のFDKモデルを選びたいところだが、カインズ向けは下級グレードのもの使っているようで、実測容量が 1,270mAh とやや物足りない。
1Ahあたりの容量単価を比較すると、4個パックは約20.3円/1Ah、12個パックは約32.7円/1Ah。カインズでアルカリ乾電池を選ぶ場合は、コスパ重視なら4個パック、国産にこだわるなら12個パックという選択でよいだろう。
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本検証では液漏れなどの耐久性能はテストしていない。液漏れリスクは保管状態・環境によって変わるが、日本製のほうが安心という意見もある。液漏れ対策としては、未使用品なら適温(10〜25℃)で換気のよい場所に保管(高温多湿は避ける)、使用品なら長期間使用しない機器からは取り外して過放電を防ぐなどの注意が必要だ。
電池の被覆を剥がして、マイナス側のかしめ加工と、ガス抜き穴の形状をチェック。 加工形状が同じであれば、製造会社が同系列であることがわかる。
終止電圧0.9Vになるまでの放電グラフ(2回のテスト中、好結果の数値を採用)。サンプルデータは「金パナ」(パナソニック)のもの。試験環境は以下のとおり。
本検証における放電試験の装置。放電完了とみなす終止電圧(電池の寿命となる電圧)はアルカリ乾電池などの一次電池の場合は0.9V。2.2Ωのセメント抵抗を電池につなげ、両端の電圧をデーターロガーで計測。終止電圧が0.9Vになるまでの時間を計測した。
※本企画の検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、購入する際の一材料として参考にしていただければと思います。また分解等の検証は専門知識を持つ者が行なっております。真似しないようご注意ください。