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ドン・キホーテのPB「情熱価格」シリーズのアルカリ乾電池『MEGAVOLT(メガボルト)』はご存じでしょうか。
4本95円(税込)は100均クラスのお安さ。このお値段なら、性能がどうとか気にするのは二の次だと思いますが、念のためガチ検証してみました。お値段相応の性能か、はたまた掘り出し物か。ドンキでお買物することの多い方はご参考にどうぞ〜 m(_ _)m
検証|ハンダマスターかしま
電池の被覆を剥がして、マイナス側のかしめ加工と、ガス抜き穴の形状をチェック。 加工形状が同じであれば、製造会社が同系列であることがわかる。
終止電圧0.9Vになるまでの放電グラフ(2回のテスト中、好結果の数値を採用)。サンプルデータは「金パナ」(パナソニック)のもの。試験環境は以下のとおり。
本検証における放電試験の装置。放電完了とみなす終止電圧(電池の寿命となる電圧)はアルカリ乾電池などの一次電池の場合は0.9V。2.2Ωのセメント抵抗を電池につなげ、両端の電圧をデーターロガーで計測。終止電圧が0.9Vになるまでの時間を計測した。
結論からいえば、ドン・キホーテPB情熱価格『メガボルト』は値段相応のアルカリ乾電池だろう。
今回検証した『メガボルト』のテスト結果は、実測容量が1,399mAh、60分後電圧が1.07V、0.9V終始時間が177分15秒。特に優れているわけでもなければ、悪いわけでもない、値段相応の実力となった。値段を考えれば十分な性能とも言えるが、購入判断における優先指標をコスパとするなら、100円ショップを選ぶほうが賢い選択。コンビニかドンキか、という状況なら、容量コスパ的にはドンキのほうが圧倒的にお得だ。
なお、ドン・キホーテとダイソーのアルカリ乾電池はガス抜き穴の形状が似ている。ともに中国製造であり、製造元は同じかもしれない(メーカーは不明)。
※本企画の検証結果はすべての商品で同様の結果を保証するものではありません。個体差等により結果が異なる可能性を踏まえたうえで、購入する際の一材料として参考にしていただければと思います。また分解等の検証は専門知識を持つ者が行なっております。真似しないようご注意ください。