東京駅から電車を使って2時間ほどで行ける日光は、国内外から多くの人が訪れる、言わずと知れた観光地。そんな日光にできたばかりのブルワリー「Nikko Brewing」がユニークなキャンペーンを実施していると聞き、週末の休みを利用してお邪魔してきました!





その名も「ONE MORE BOTTLE PRESENT」。ビールの空き瓶を日光まで持っていくと、中身の入った瓶をもう1本もらえるという超太っ腹なイベントです。『THE NIKKO MONKEYS』の瓶をお供に、いざ出発です!


Nikko Brewingって?




2018年4月に日光市内にオープンしたばかりのブルワリー。奥日光の観光を活性化することを目的にビール事業に参入しました。
ラベルに描かれているのは奥日光で暮らすロックな猿たち「ザ・ニッコーモンキーズ」。ビール片手に音楽を楽しみながら暮らしています!


台虎精醸と会議中の写真



最近は台湾で話題のブルワリー台虎精醸とのコラボビールプロジェクトをスタートするなど、既存の枠にとらわれないビールづくりに奔走中です。


いざ日光線に乗ってNikko Brewingへ!





JR宇都宮駅に着いたら日光線に乗り換え!他の路線とは雰囲気がちょっと違うので、旅気分を存分に味わえます。この日光線、本数があまり多くありません。時刻表をしっかり確認しておきましょう。





乗車した電車は、ドアの開閉を自分で行うタイプのものでした。レトロな雰囲気の車両にワクワクがとまりません!





Nikko Brewingの最寄り駅は「下野大沢」。駅から徒歩20分ほどで到着します。手づくりの看板が目印の青い建物がNikko Brewingです!


木の温もりを感じるバー併設の醸造所





ドアをくぐるとさっそくバーカウンターが。ここでは、できたてのビールを飲むことができます。





ガラス越しに醸造設備を見ながら飲むビールはまた格別!樽生ビールのほか、運が良ければ栃木の地酒が飲めるかも?その日のラインナップはスタッフさんに確認してみてくださいね。





さっそく、持っていった空き瓶とビールを交換してもらいました。
プチ旅行気分が味わえてビールがもらえるなんてとってもお得。『THE NIKKO MONKEYS』の瓶を持っていたら、行かないと損です!


ピカピカの醸造設備を見学しよう





せっかく遊びに行くなら、ビールを作っている施設を見せてもらいましょう!





2018年春にオープンしたばかりなので、タンクはどれもピカピカ!とっても広々としています。





ケースにはおなじみの「ザ・ニッコーモンキーズ」のイラストが!モンキーたちがビール片手にリラックスする姿に癒されます。


醸造未経験者のみでつくるビール




Nikko Brewingのブルワーは、なんと全員がビール醸造未経験者。『THE NIKKO MONKEYS』に込められた想いや、これからのビールづくりについて、Nikko Brewingを率いるボス猿(絶賛婚活中!!)と、ブルワーの細田さんにお話をうかがいました。


――クラフトビール事業を始めたきっかけを教えてください。

ボス猿


地元を盛り上げたいと思ったからです。日光には世界中から観光客が訪れますが、近年はどうしても保守的になってしまっています。ビールで観光の発展を目指したいと思ったのがきっかけです。


――なるほど!あえてビールを選んだ理由は何ですか?

ボス猿


ビールならいちごやりんご、山椒などの農産物の中で、売り物にならず捨てられてしまうものを有効に活用できるからです。


――見た目が悪くても、品質的に問題ない農産物がたくさんありますもんね。ところで、ビール醸造未経験者だけでビールづくりを始めたのには何か理由があるんですか?

ボス猿


既存のものにとらわれずにビールをつくりたかったからです。



細田さん


国内初のクラフトビールのブルワーになった菊地明さんからアドバイスをいただいて、一からビールづくりを学びました。


――未経験者だからこそ生まれるアイデアなんかもありそうですよね。ちなみに、前職は何をされていたんですか?

細田さん


IT企業に勤めていました!


――全然ビールと関係ない!(笑)全員が未経験だと、大変なことも多かったんじゃないですか?

細田さん


ビールはとても繊細なので、試行錯誤の連続です。味を安定させるのがとにかく難しくて。あと、やけどなどの小さいケガはしょっちゅうです。







――これからどんなビールをつくっていきたいですか?

細田さん


もちろん、いろいろなスタイルに挑戦したいと思っています!ただ、まずはきれいなビールを作ることに集中したいですね。レギュラービールの質を上げていくのが目標です。


――いつでも安定しておいしいビールを飲めるように、ということですよね。

細田さん


そうです。また、クラフトビールのハードルを下げていけたらなとも思っています。クラフトビールの枠組みを全部取っ払って、ある意味日常に溶け込ませたいというか。これからビールをはじめたい人でも飲みやすい、間口の広いビールをつくっていけたらなと思います。


ーーなるほど!誰でも気軽に飲めるビールから日光の活性化を目指すんですね。

細田さん



はい。さらに、地元の農産物を使ったビールを計画しているんですよ。この冬は近所の農家が作るゆずを使ったビールを醸造予定ですし、来年からは日光産のいちごや山椒を使ったビールもつくる予定です。





週末旅行にもおすすめ!日光のゆかいなモンキーたちに会いに行こう


既存のものにとらわれず、まったく新しい切り口でビールをつくるNikko Brewing。ビール好きはもちろん、クラフトビールの知識がなくても楽しめるラインナップが揃っています。





都心からそう遠くない日光は、週末のお出かけにももってこい。『THE NIKKO MONKEYS』を片手に、自然豊かな日光を楽しむのもおすすめです。




Nikko Brewing


○住所:栃木県日光市木和田島1564-4
○Tel:0288-25-3631
○Webサイト:https://nikko-monkeys.beer/
○Facebook:https://www.facebook.com/Nikko-Brewing-601417293549294/
○イベント情報:
・10月13日(土)・14日(日)ファーマーズマーケット川口
・10月28日(日)赤羽宿場町マルシェ
・10月29日(月)~31(水)大宮駅ナカ 「とちぎのいいもの」まるごと産直市
・11月23日(金)~25日(日)日光そば祭り(瓶販売のみ)



情報提供元: ビール女子
記事名:「 空き瓶持参でビールがもらえる!新しくできた奥日光のブルワリーをたずねてみた