食欲の秋、スポーツの秋、読書の秋…そしてなんと言っても「ビールの秋」!

この秋、ビール好きの皆さんにビール女子編集部が提案したいのは、“フレッシュホップ”を使ったビールです。


フレッシュホップとは、熱処理をされず、フレッシュさが失われていない状態のホップのこと。毎年秋になると、収穫したてのフレッシュホップを使ったビールが続々と登場します。「そういえばこの時期、緑色のきれいなパッケージのビールがが店頭に並ぶな」と思う方も多いのではないでしょうか。

今回は、編集部おすすめのビールを8本ご紹介します!





今年で発売19年目!愛され続けるビール




『一番搾り とれたてホップ生ビール(期間限定)』(キリンビール株式会社)


1963年から契約栽培を続けている岩手県遠野市産のホップを使用。キリンビールの特許技術により、ホップが持つフローラルな香りを引き出し、遠野産ホップの魅力を最大限に活かしているのが特徴です。

今年獲れたばかりの生ホップを急速凍結することで、ホップのみずみずしさを生かした味わいを実現。「飲みやすいのに、なぜか飽きることがない」旬の味を楽しめます。

今年で発売10年目となる「一番搾り とれたてホップ生ビール」、2021年末時点には累計発売数が3.4億本を超え、多くの人に愛され続けているビールです。


【関連記事】長年愛されるビールが今年も!遠野産ホップのおいしさが詰まった『一番搾り とれたてホップ生ビール』期間限定発売


 『一番搾り とれたてホップ生ビール(期間限定)』



  • 〇発売日:2022年11月1日

  • ○ビアスタイル:ピルスナー
    ○アルコール度数:5%
    ○原材料:麦芽(外国製造又は国内製造(5%未満))、ホップ
    ○URL:https://www.kirinholdings.com/
    ○醸造所:キリンビール





第1号の国産ホップを使ったIPA




『FRESH HOP IPA』(サンクトガーレン)


山梨県北杜産の「かいこがねホップ」を使用。「かいこがねホップ」は、農林水産省に品種登録された国産ホップの第1号で、サンクトガーレンが毎年農家さんの収穫を手伝い、ビールに使用しています。

今年は、過去最高量の収穫があったため、ビールにも過去最高量のホップを使用。ずば抜けたホップ感と苦味のバランスが素晴らしくホップのシャンパン」と表現されるほど。グラスに注いだだけでまるでホップ畑に迷い込んだような、青々しい空気を感じることができます。



 『FRESH HOP IPA』





秋を最大限に意識した芳醇な味わい




『ビエール・ド・雷電季節仕込みビール 秋仕込みIPA』(オラホビール)


長野県東御市に醸造所をかまえるオラホビールが、「四季折々、旬の味覚と合わせてビールを楽しんで欲しい!」という思いのもと四季折々のビールを展開する『季節仕込み』シリーズ。秋は、毎年IPAで造られています。

2010年、日照時間が長く降水量も少ないというホップの育成に最適な環境で自社栽培を開始。今年は3年ぶりに「ホップ収穫祭」を開催し、ファンの方達が収穫したホップを使用しています。

グラスに注ぐとまず、生き生きとしたフレッシュな香りを感じます。ビールの色合いは、実りの秋を思わせるようなオレンジゴールド色。飲み進めると、しっかりとしたコクと苦味が心地よく、後味まで余韻を持って楽しめます。


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 『ビエール・ド・雷電季節仕込みビール 秋仕込みIPA』






とれたてホップの“ヌーヴォー”ペールエール




『軽井沢ビール クラフトザウルス フレッシュホップエール 2022』(株式会社ヤッホーブルーイング)
『よなよなエール』などで知られるヤッホーブルーイングが、フレッシュホップエールをシリーズ初となる「缶製品」として発売しました。

地元軽井沢の企業や住民とともに育てて収穫した、柑橘系の香りが特徴の軽井沢産ホップ「カスケード」を使用。1年に1度しか味わえないフレッシュなホップならではの青々しい香りが楽しめ、喉を通ると程よい苦味と清々しい爽やかさを楽しめる味わいです。

昨年のフレッシュホップエールを飲んだ地域住民の声をもとに、今年のビアスタイルを決めていったとのこと。「人のつながりやまちの活性化」を目指して進化を続けているビールです。



 『軽井沢ビール クラフトザウルス フレッシュホップエール 2022』



  • 〇発売日:2022年10月4日

  • ○ビアスタイル:American Pale Ale(アメリカンペールエール)
    ○アルコール度数:5.5%
    ○原材料:麦芽、小麦、ホップ
    ○URL:https://yohobrewing.com/news_release/fresh_hop_ale_2022/
    ○醸造所:株式会社ヤッホーブルーイング




低アルコールで飲みやすい英国風ビールに




『与謝野が実る』(京都醸造)


工場から車で数時間の場所にある京都府与謝野町産の生ホップを摘み取って、そのまま醸造所へ運んで造られたという「与謝野が実る」。心地よく飲み進められるようにと、低アルコールで豊かな味わいを感じさせる英国風ビールな仕上がりになっています。

この時期だけの生のホップの良さを最大に引き出した、レモンを感じさせるような清涼感ある香りが心を弾ませます。苦み控えめで甘みがたち、優しい味わいを享受できるので、ついつい飲みすぎてしまうかも。



 『与謝野が実る』



  • ○ビアスタイル:イングリッシュマイルド
    ○アルコール度数:4%
    ○原材料:麦芽、ホップ

  • ◯京都醸造HP:https://kyotobrewing.com/
    ○醸造所:京都醸造




国産麦芽との相性抜群




『常陸野ネストビール フレッシュホップス 2022』(木内酒造)


国産ホップと国産麦芽をそれぞれ50%以上使用して造られた、この時期だけ味わえる貴重なビール。ホップは秋田県産のものをメインで使用。おなじみフクロウマークの周りがみずみずしいホップ色で彩られており、ひときわ目をひくパッケージです。

青い芝を連想させるすっきりとした苦みと、国産麦芽がもつ芳醇な旨味とコクのバランスが素晴らしく、贅沢なひとときを提供してくれます。

今後は「茨城県那珂市産」のホップを使用したビールも販売予定とのことで、そちらも目が離せない!



 『常陸野ネストビール フレッシュホップス 2022』



  • 〇発売日:2022年9月10日

  • ○ビアスタイル:セッションIPA
    ○アルコール度数:4.5%
    ○IBU:35
    ○原材料:麦芽(国内製造、外国製造)、ホップ
    ○URL:https://hitachino.cc/beer/index.html#FreshHops2022
    ○醸造所:木内酒造





狛江市で愛情たっぷり育まれたホップを味わって




『狛江ホップ2022 -Cascade&Magnum-』(籠屋ブルワリー)



籠屋ブルワリーが存在する東京都狛江市産のホップを使用したゴールデンエール。狛江市にある小川農園では、2017年からホップ栽培がスタート。籠屋ブルワリーでは毎年恒例で、初摘みのフレッシュホップを使ってビールを醸造しています。

ホップ特有のキリっとした苦みだけでなく、フルーティで爽やかな特徴も引き出されたのだとか。愛情たっぷりで育まれ、摘まれたホップの味わいを楽しんでみてください。籠屋ブルワリー狛江本店・下高井戸店・仙川店にて購入可能です!


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 狛江ホップ2022 -Cascade&Magnum-






飯能産ホップの、上品な苦みの余韻を




『飯能フレッシュホップIPA』(CARVAAN BREWING)


この夏、飯能のCARVAAN BREWINGが、自社農園で実ったホップで造ったスペシャル・ビール。朝収穫したばかりのホップを、フレッシュのまま窯に入れて醸すという、この時季だけの贅沢な味わいです。

今年は過去最大量のホップを使用しており、青々としたグラッシーなアロマと、IPAらしい重厚感あるしっかりとした上品な苦みの余韻を感じられます。

取扱店舗は、「CARVAAN BREWERY &RESTAURANT」「CARVAAN CRAFT BEER &GRILL(飯能駅前店)」、そして
「CARVAAN TOKYO(
渋谷スクランブルスクエア店)」「CARVAAN Delicatessen &Beer stop(渋谷東急フードショー店)」「CARVAAN BAY YOKOHAMA(桜木町コレットマーレ)」の5箇所。探してみてくださいね。


 『飯能フレッシュホップIPA』







以上、2022年のフレッシュホップビールおすすめ8選でした!

意識的に、ホップに想いを馳せながらビールを飲む機会ってなかなかない方も多いはず。今年の秋は、「国産のホップってこんなに種類があるんだ!」「ホップでこんなにも味わいが変わるんだな」と、ちょっぴりでもホップへの関心を高めながら、ビールを楽しんでみませんか?



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情報提供元: ビール女子
記事名:「 今が旬!フレッシュホップを使った、編集部おすすめビール8選<2022年最新>