クラフトビールということばが日本中の多くの人に広まりはじめている昨今。多様性をうたい、さまざまな味わいのビールが誕生するなかで、クラフトビールを日本中に広めたと言っても過言ではないブルワリー・ヤッホーブルーイングから10年ぶりの全国向けレギュラー製品が誕生します。


ヤッホーブルーイング株式会社(以下、ヤッホー)は、10年ぶりとなる全国向けレギュラー製品『裏通りのドンダバダ』を発売します。

缶製品を3月22日(火)より全国のローソン・ナチュラルローソン・ポプラの酒類取扱い店舗(取り扱いのない店舗もあります)で数量限定販売と、公式通販サイト「よなよなの里」で先行発売。4月上旬より「首都圏・東海・近畿・軽井沢」を中心としたエリアで順次発売予定。樽製品の先行提供は3月14日(月)より「YONA YONA BEERWORKS」新虎通り店にて、15日(火)より「YONA YONA BEERWORKS」各店で販売します。

『水曜日のネコ』以来10年ぶりのビールは、赤バックに青いプロレスラーがなんとも目を引きます。名前や見た目のインパクト含め、味わいも気になるヤッホーの新作ビールを一足早く飲んでみました!


10年ぶり定番ビールのコンセプトは「自分の好きに夢中で生きる」


主要ブランド製品である『よなよなエール』『インドの青鬼』『水曜日のネコ』『東京ブラック』『サンサンオーガニックビール』に続く6製品目となる「裏通りのドンダバダ」。全製品共通して、味わいもパッケージも個性豊かでそれぞれにストーリー性がありますが、今回の「裏通りのドンダバダ」も見た目以上のストーリーを持ったビールです。

コンセプトは「自分の好きに夢中で生きる」。20〜30代の若手ブルワー2名が開発を担当し、「自分たちのつくりたいビールを。ブルワー自身が心からおいしいと思えるものをつくる」という想いで開発。

既存の概念にとらわれず自由な発想でビールづくりに取り組み、自分の好きに夢中で生きることの面白さを「裏通りのドンダバダ」を通して伝えるとともに、その一歩踏み出す勇気を伝えていければ、とつくられました。


ちなみにこの青いプロレスラーは、メキシコのルチャ・リブレ(=プロレスのこと)の選手・ルチャドール(=メキシコのプロレスラーのこと)。

このルチャドールは、そんなに勝率が高いわけではないものの、決め技である「ムーンサルトプレス」で勝つことにこだわっている選手。こだわりを捨てれば勝てた試合も多いと言われていますが、それでは意味がないと考え、自身のこだわりを貫き今日も戦っているのだそう。

また、「裏通り」はこだわりの大人が集まる場所をイメージ。そして「ドンダバダ」はジャズのスキャットから発想を得ているそうで、意味はなくとも響きが良い音を組み合わせ、名付けられました。

酵母は「水曜日のネコ」の3倍!フリースタイルなベルジャンが誕生


「裏通りのドンダバダ」のビアスタイルは「フリースタイルベルジャンゴールデンエール」。ベルジャンゴールデンエールはベルギー発祥の伝統的なスタイルですが、既存の概念にとらわれず自由に香味を設計しているため「フリースタイル」ということばが頭についています。

ベルジャンと聞くと「水曜日のネコ」が頭に浮かぶ人もいるかもしれません。じつは「水曜日のネコ」と同じベルジャン酵母を使用していますが、酵母添加量は3倍!添加量を増やすことでより爽やかに香り、味わいはドライに仕上がります。

また、ヤッホー定番製品のなかで最も高い温度帯である26度で発酵させることで、白ワインのシャルドネを思わせるような爽やかな香りに。

そして、発酵段階でブドウ糖を加えることでドライな味わいになっています。麦芽使用量も抑えることで麦芽由来のボディ感を軽減させよりドライに仕上がるように設計。さらに、発酵終わりにドライホップすることで、ウッディな香りを引き出しました。

香りと味わいがクセになる!一足さきに飲んでみた


「裏通りのドンダバダ」のおすすめの飲み頃温度は8℃。冷蔵庫から出して少し落ち着かせてからグラスに注いでみました。

液色は透き通ったきれいな黄金色。もこもこっとした白い泡もよくたちます。

香りは白ワインのような爽やかさを感じつつ、草原を思わせる草のような香りも感じます。味わってみると、しっかりとした飲みごたえがありつつドライで飲みやすい!ごくんと飲み込んだあとのウッド感が味わいの奥深さを与えてくれ、飲みやすいのに一筋縄ではいかない味わいがなんとも不思議でクセになります!もう一口、また一口と飲み進めたくなる味わい。

時間を置くとよりウッド香が高まるので、ゆったりと時間をかけて飲むのも良いかもしれません。

一緒に食べたいおつまみは?


鰯のシチリア風香草パン粉焼き

バナナ香はほとんど感じず、苦みも少ないため、それこそ白ワインを楽しむように味わうのもおすすめ。「チキンの香草焼き」や「白身魚のフリット」など、淡白でもどこかにパンチのあるような料理とのペアリングがおすすめということで、ビール女子のレシピから「鰯のシチリア風香草パン粉焼き」をご紹介します。

「パン粉焼き」は一見難しそうですが、オーブンにお任せで出来るお手軽メニュー。ハーブの爽やかさとナッツの歯ごたえとコクにレモンの酸味で、独特の魚臭さも抑えられます。

つくり方を見る!

発売キャンペーンも続々!


これまでにも、「水曜日のネコ」×ものんくるや、「僕ビール君ビール」×FLOWER FLOWERなど、さまざまなアーティストとコラボしてきたヤッホーブルーイング。
現時点ではまだ非公開ですが、人気ラッパーとコラボしたイメージムービーを制作。3月22日(火)にヤッホーブルーイング公式YouTubeチャンネルで公開するのだとか。

リアルイベントとしては、3月14日(月)〜4月12日(火)までの期間、都内のどこかに「BARドンダバダ」が出現して、先行販売よりもいち早く「裏通りのドンダバダ」缶製品を入手できるのだとか!その場所は、表参道、渋谷、下北沢の街中の4箇所。扉からたどり着ける特設サイトの合言葉をYONA YONA BEER WORKS各店で伝えると、その場でプレゼントされるそう。公式通販サイト「よなよなの里」のよみものページ内にも、BARへの扉が設置されているそうですよ。

3月14日(月)〜4月3日(日)の期間、SNSで「#ドンダバダ発見」をつけたうえで、「裏通りのドンダバダ」を楽しむ写真を撮影し投稿した方へのプレゼント企画も。また、発売記念イベントも開催を予定しているそうなので、気になる方はヤッホーブルーイングのSNSやサイトをチェックしてみてください!


開発ブルワーの方には、「定番になる」というプレッシャーがあったのではと想像してしまうのですが、その期待を裏切らない飲みごたえと飲みやすさ。そのうえで、個性をしっかりと出した味わいと香りには脱帽しました!開発担当おふたりのインタビューも読むとよりおいしく感じられるはず。

ふだんの食事のお供にももちろんですが、個人的にはブラックミュージックにルーツのあるバンドの音楽を聴きながら飲みたいなと感じました。

これからさまざまな場所で目にするであろう「裏通りのドンダバダ」。ルチャドールと目が合ったら、ぜひ味わってみてください。

 『裏通りのドンダバダ』

  • 〇発売日
    ・缶製品:3月22日(火)より全国のローソン・ナチュラルローソン・ポプラの酒類取扱い店舗(取り扱いのない店舗もあり)で数量限定販売、公式通販サイト「よなよなの里」で先行発売。4月上旬より「首都圏・東海・近畿・軽井沢」を中心としたエリアで順次発売予定です。
    ・樽製品:3月14日(月)よりよなよなエール公式ビアレストラン「YONA YONA BEER WORKS」新虎通り店にて。3月15日(火)より「YONA YONA BEER WORKS」各店で販売
  • 〇ビアスタイル:フリースタイルベルジャンゴールデンエール
  • 〇アルコール度数:6.0%
  • 〇原材料:麦芽、ホップ、糖類
  • 〇URLhttps://yohobrewing.com/dondabada/
    〇Twitterhttps://twitter.com/yohobrewing
  • 〇醸造所:ヤッホーブルーイング
情報提供元: ビール女子
記事名:「 10年ぶり!ヤッホーから全国向けレギュラービール『裏通りのドンダバダ』発売。一足先に飲んでみた