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保健所が検査した結果、旅館の調理担当者2人と、発症者7人から「カンピロバクター属菌」を検出した。
そのため、旅館が提供した食事が原因の食中毒と断定。
食品衛生法に基づき、旅館に1日間の営業停止を命じた。
旅館が提供したメニューは、
朝食:ご飯、スクランブルエッグ、ハム、ソーセージ、味噌汁、納豆、焼き海苔、コーヒーなど。
夕食:カレーライス、揚げ物(ヒレカツ、フライドチキン)、サラダ、ご飯、シュウマイ、豚バラ肉のねぎ塩焼きなど。
旅館は、ホームページで「体調不良となりご迷惑・ご心配をおかけしたお客様、ならびに関係者の皆様に、心より深くお詫び申し上げます」と謝罪した。
カンピロバクターは、特に鶏肉に多く存在し、鶏肉の40~60%に付着しているといわれている。
そのため、生の鶏肉や加熱が不十分な鶏肉を食べることで感染。
さらに、鶏肉に触れた手や調理器具を介して、他の食品に二次汚染することもある。
カンピロバクター食中毒を予防するためには、
・ 生肉や加熱不十分な鶏肉料理を避ける。
・ 食肉は、他の食品と調理器具や容器を分けて、調理と保存をする。
・食肉を取り扱った後は、手やまな板や包丁を十分に洗う。
・食肉に触れた調理器具は、使用後に洗浄・殺菌する。
以上を徹底することで、カンピロバクター食中毒を防ぐことができる。