- 週間ランキング
なお、下痢を20回、おう吐10回、38.7℃の発熱をした患者もいる。
保健所が検査した結果、複数の発症者の便から、ノロウイルスを検出。
ノロウイルスによる集団食中毒と断定し、飲食店を営業禁止処分とした。
今回は、飲食店の調理従事者から、ノロウイルスが検出されていない。
今年も調理従事者の手指から、ノロウイルスが食品に移り、集団食中毒に発展するケースが多い。
しかし、今回は違う。
では、原因は何か。
有力な可能性が見えてくる。
それは、二枚貝だ。
バスツアーの参加者は、当日、炭焼きでヒオウギ貝、大アサリといった二枚貝を食べていた。
二枚貝は、ノロウイルスを体内に蓄積しやすい食品。
なぜなら、二枚貝が海水のプランクトンを食べる際に、海水中のノロウイルスも一緒に取り込んでしまうためだ。
よって、二枚貝を食べる際は、中心部の温度が85~90℃以上で、1分30秒以上の加熱が必要。
これにより、ノロウイルスを死滅させることができる。