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アクシスコンサルティングは、優秀なハイエンド人材の減少を受け、コンサルティング事業を展開。コンサル会社に勤める4人に1人が登録し、業界の中では大きなデータベースを保有している。アクシスコンサルティング株式会社COO・伊藤文隆氏は「労働人口が減っていく中で、高いスキルを持ったハイエンド人材が活躍できる社会を目指す」と語った。
株式会社StartPass執行役員COO・早川浩之氏はアンケート結果をもとに採用実態について「シード期からCOO・CTOが欲しいというニーズがあるが、ギャップがあるのが実情」と説明。この課題を解決するために、CxO-Passは2024年9月よりコンサルタント特化型のマッチングサービスを開始した。
早川氏自身も3ヶ月の副業期間を経てCOOになった経験をもとに、副業や業務委託からCxOへのキャリアを提案している。CxO-Passは、未公開のCxO求人に出会える・ファウンダーと面談できる・副業で相性確認できる3点が特徴で20代・30代からCxOの経験を積める。
トークセッションでは、EDiX Professional Group代表・江戸川泰路氏、株式会社StartPass 代表取締役ファウンダーCEO・小原聖誉氏が登壇。江戸川氏はスタートアップのCxOに求められることとして、ビジョンへの共感力・アントレプレナーシップ・高い専門性や人脈を挙げた。
小原氏は、副業でCxOになることを「優秀なコンサルタントは年収が高く、転職時に収入が下がることを避けたいと考える傾向があるため、副業から始めるのは有効だ」と話し、「労働人口が少なくなることで経済が立ち行かなくなるという問題があるが、付加価値を生む企業形態であるスタートアップが増えれば日本は明るい国になる」と述べた。
CxOは経営の各分野で役割を担うポジションに着目した概念。CxOを集める重要性を問われると「大企業では、経理で20年勤めて経理部長になるといったキャリアパスでボードメンバーが構成されることが多いが、スタートアップの場合はまず会社としての形を作るために上からチームを作っていく。最初のステップとしてCxOを集めることで高い専門性を持った人をどうやって集めるかが重要」と江戸川氏は回答した。