10月31日、11月1日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、三谷幸喜監督作品で、SMAPの香取慎吾が主演する「ギャラクシー街道」が2週連続首位を獲得した。

 「ギャラクシー街道」は週末2日間で15万6502人を動員、興収1億8248万4300円をあげ、9日間の累計興収は7億円に迫っているのだが…。「三谷作品の前作で13年公開の『清須会議』は2週目の週末で興収12億円を突破したが、それに比べるとかなり物足りない数字。ネット上のレビューでは不評の嵐が吹き荒れていて、今後、興収が伸びそうな見込みはない」(映画ライター)

 2位はピーターパンの誕生秘話を描いたファンタジー「PAN−ネバーランド、夢のはじまり」。かなり大規模な672スクリーンで公開され、土日2日間で12万1467人を動員、興収1億5575万5100円をあげた。

 3位は主演の鈴木亮平が30キロの増量で役づくりに取り組んだ、イカツイ顔面と屈強な肉体をもつ“男の中の漢”のピュアな恋を描いた少女漫画原作の「俺物語!!」。292スクリーンで公開され、土日2日間で11万8921人を動員、興収1億3795万4800円をあげた。

 「2位、3位の作品は公開規模の割に数字が伸び悩んだ。『俺物語!!』は日本テレビが出資し、バンバンPRしているがまだまた知名度が足りないせいか、数字はイマイチ。ネット上のレビューの評価は『ギャラクシー街道』をはるかに上回っているだけに今後の伸びに期待」(同)

 10位は全国わずか15スクリーンで公開されたアニメ「機動戦士ガンダム THE ORIGIN II 哀しみのアルテイシア」。オープニング2日間で4万2119人を動員、興収5503万0600円を記録。1スクリーンあたり367万円と驚異的な稼動を見せ、今年6月に公開され1スクリーンあたり330万円の稼働率を記録したアニメ「ラブライブ!The School Idol Movie」を上回った。

 6日は世界最高峰エベレストで1996年に起きた実話を、3Dで映画化したサバイバルドラマ「エベレスト 3D」が公開。7日は人気作家・伊坂幸太郎氏のベストセラー小説を映画化した「グラスホッパー」、豪華キャストの人気ドラマを映画化した「劇場版 MOZU」、直木賞作家・桜木紫乃氏の小説を映画化した「起終点駅 ターミナル」が公開。順位が今週と大幅に変動しそうだ。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ