関西ジャニーズJr.(関ジュ)発のヒットメーカーといえば、KinKi Kidsと関ジャニ∞。そのあとに、唯一ソロデビューをはたした中山優馬、デビュー2年目に突入したジャニーズWESTが続く。役者部門では、元関ジャニの内博貴が休業から復帰後、主演舞台に立てるほどに成長。『まいど!ジャーニィ〜』(まいジャニ/BSフジ)にレギュラー出演中で、現在の関ジュの支柱といえる向井康二、西畑大吾、大西流星は、きのう2日に開幕した『少年たち 世界の夢が…戦争を知らない子供達』に出演中だ(※東京公演は9月4日〜で、メインキャストはSixTONESとSnowManに変更)。

 この“少年たち”で、若い関ジュたちをけん引しているのは、室龍太。かつてVeteran(のちに、濱田崇裕withVeteranに改名)というユニットに属していたが、濱田のジャニーズWEST加入後に消滅。同時に、引退するメンバーも生まれたが、残留した浜中文一と同じ20代の室は、関ジュの古株として奮闘中だ。

 この室は、ジャニーズ史上初といっていい記録を持っている。3人の兄弟全員が、関ジュのメンバーだったのだ。次男の龍太は長男・龍規と先のVeteranで活動しており、3男の将也は京男(消滅)の一員だった。ジャニーズを退所した龍規は現在役者、将也は音楽の道に進んでいる。

 この室&浜中の2トップを頭に、“まいジャニ”の向井、西畑、大西、“まいジャニ”とMr.King vs Mr.Prince を両立させている永瀬廉、平野紫耀が関ジュの主軸。さらにその下では、小学生から高校生までのJr.勢がシ烈なバトルを展開中。まだ十把ひとからげに過ぎないが、すでにキャラ立ちしているのは、草間リチャード敬太だ。

 “少年たち”に出演中の草間は、アメリカと日本のハーフ。お笑い芸人のマテンロウ・アントニーと同じで、見かけは怖いが、英語が話せない三枚目。生粋の関西人のため、笑いのセンスも長けている。

 関東組に比べれば、少数組であることは否めない関西組。しかし、その個性の目は確実に着実に、育まれているのだ。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ