7月25日、26日の映画興行収入ランキング(興行通信社発表)が発表され、キムタクことSMAPの木村拓哉主演の「HERO」が2週連続となる首位を獲得した。

 週末2日間の成績は動員27万0605人、興収3億6763万0200円で、動員・興収ともに前週の約50%近く減となったが、9日間累計では動員145万人、興収19億円を突破した。

 2位は先週と変わらず、声優を役所広司、宮崎あおい、染谷将太、広瀬すずら豪華キャストがつとめた「バケモノの子」。2日間で動員24万9722人、興収3億3696万3100円をあげ興収は「HERO」と僅差。公開3週目で累計動員190万人、累計興収25億円を突破した。

 「『HERO』は公開前のPRイベントがたった1回で、明らかにPR不足で大苦戦。それに比べ、『バケモノの子』はかなり好調。最終的な興収は『バケモノの子』が『HERO』を上回りそうな勢い。『HERO』はもっとなりふり構わずPRしないと、夏休み期間中での興収の伸びは期待できない状態に追い込まれてしまっている」(映画業界関係者)

 ほかの邦画では7位の「ラブライブ!The School Idol Movie」が興収20億円を突破。元AKB48の大島優子が声優をつとめ話題になっていた「それいけ!アンパンマン ミージャと魔法のランプ」も前週の10位から8位に順位を上げ、シリーズ歴代最速で興収3億円を突破した。

 7月31日には大ヒットアニメ「怪盗グルー」シリーズに登場する人気キャラクター・ミニオンたちが主役の3Dアニメ映画「ミニオンズ」、8月1日は大ヒットコミックを実写映画化した2部作の前編「進撃の巨人 ATTACK ON TITAN」が公開。いずれかの作品が「HERO」の首位の座を脅かしそうだ。

【記事提供:リアルライブ】
情報提供元: リアルライブ