客席を笑いの渦に巻き込んだ今村翔吾氏(左)と湊かなえ氏(東京・お茶の水のオチャノバで)

時代小説作家今村翔吾氏(41)と推理小説作家湊かなえさん(52)が23日、東京・お茶の水のワークプレイス「オチャノバ」でトークショー&サイン会を開催した。今村氏が昨年5月、東京の神田神保町に立ち上げたシェア型書店「ほんまる」の棚主限定イベント。50人の棚主を前に爆笑トークを繰り広げた。

今村氏は朝日新聞で22年8月15日から24年3月31日まで、南北朝時代の武将・楠木正成を主人公にした小説「人よ、花よ、」を連載した。朝日新聞社によると、「今村さんの新聞連載の長さは朝日史上、2番目だった」。

通常は約1年で12月に終わるパターンだったが、前例を破って長く連載したのは、湊氏が原因だった。後を受けて湊氏が「C線上のアリア」を24年4月1日から10月31日まで連載した。

湊氏は「実は私の方から朝日新聞の担当の方に『どうぞ、どうぞ、連載を伸ばしてくださって結構です』と言ったんです。その際は助かりました、ありがとうございました」と湊氏は、苦笑いをする今村氏に礼を言った。2人はイスや新しい文学賞の話など、1時間しゃべりっぱなし。客席からは笑い声と大きな拍手が沸き起こった。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 今村翔吾氏の朝日新聞連載が長引いた原因は次の連載担当・湊かなえ氏の「どうぞ、どうぞ」