関西テレビ本社社屋(2025年4月撮影)

女優高島礼子(61)が23日放送のカンテレ「おかべろ」(土曜午後2時28分=関西地区)に出演。俳優松平健(71)のスカウトをきっかけに女優デビューしたことについて語った。

この日は、高島のこれまでの歩みを回顧。高島は10代の頃、会社員として勤務するかたわらで、ライセンスを取得してレーサーとして活動。レースの費用を稼ごうと、キャンペーンガールやモデルの仕事を始めた。

24歳の頃、高島はCMに出演。「そのCMを見てくださった松平さんがたまたま声をかけてくださり、『“暴れん坊将軍”に出ませんか?』って…」と所属事務所にオファーが届き、88年から90年までテレビ朝日系で放送された「暴れん坊将軍III」に御庭番の梢役で出演することとなった。

それまで松平と面識はなく、「なんで私だったのかなって」と不思議に思いながらも出演を決意。ただ、女優デビューが時代劇とあって「失敗だらけですよ。もうセリフは覚えられない、着物が着られない…。(スタッフに)名前を呼んでいただくのに1年以上かかりました。『姉ちゃん』から始まって…『おい、そこの姉ちゃん』って、『あっ、私のことですよね』みたいな…」と苦笑いを浮かべた。

そんな中、「でも松平さんが、ご自分がスカウトしたわけじゃないですか。だからすごく守ってくださって」と、松平が気遣ってくれたことにも言及。

御庭番役で、敵役を倒す殺陣(たて)のシーンもあったが「難しくて…もうNGを出しまくり。本当にため息があちこちから聞こえて…」と苦労した。

すると、「健さんがいきなり、『僕のおなかで練習しなさい』と。私、(頭が)真っ白ですから、『はい』って言って、健さんのおなかに一生懸命『ハッ』って練習し続けたんです」と、松平のおなかに刀で斬りつける練習を続けた。

「そしたら、後からスタッフから呼び出しを頂いて、『座長のおなかを斬るとはどういうことだ』って」と笑い、「今思えば、よくやったなって」と懐かしんだ。

高島は、それから40年近くたった今も、松平がなぜ自身に目を留めたのかは知らないまま。そこで番組が松平に取材をしたところ、松平は「何のCMだったか定かではありませんが、高島さんがCMに出演していて、『華があるな』と思い、ドラマスタッフに話しました。『暴れん坊将軍』の御庭番という忍者の役でしたが、とても役に対して熱意をもって取り組んでいました」とコメントを寄せた。

高島は「でも(松平に)何かで聞いたら『こんなに運動神経が悪かったんだ…』と言われたことが…」と苦笑しつつ、「“華”ですか。初めて聞きました。びっくりしました」と感激。

ただ、「でも、少なくないですか? もう少しちゃんと…。もう1つあってもよくなかったですか?」と、松平のコメントに物足りなさも訴えて笑いを誘っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 高島礼子、松平健のスカウトで女優デビューしていた!初めて聞いた理由に「知りませんでした」