石原良純、野外ロケ中にクマに遭遇「10メートル先にポコッと」
俳優石原良純(63)が23日放送のカンテレ「ドっとコネクト」(土曜午前11時20分、正午=関西ローカル)に出演。ロケ先でクマに遭遇したことを明かした。
この日の番組では、各地でクマによる被害が相次いでいるという話題を取り上げた。北海道では、ハンターが過去に人を襲ったことのある体長2メートルのクマを駆除したことについて、クマ対策室に対して10日間で120件以上の苦情が殺到し、その大半が駆除を非難するものだったということを紹介。
石原は、抗議の多さについて「駆除を非難する人しか電話しないもんね。『頑張ってください』とはなかなか、応援する人は少ないでしょうし…」と述べた。
8月14日には北海道知床半島の羅臼岳で登山者の男性がクマに襲われて死亡する事故が発生。この事故は、母グマが子グマを守ろうと攻撃したためとの見方もある。
石原は「知床は自然と人間の共生をどうしていくか、本当に考えなきゃいけなくて。入山規制じゃないけど、そういうこともある。知床の事故自体も、子グマと親グマの間に入っちゃった、偶発的なものだった」とした上で、「それと人里で人間に危害を加えているようなクマの扱いが当然、おのずと変わってくる、それは残念ながら現実だと思うんですね」とも。
「そういう中で、こんなところに文句を言ったって、じゃあ自分の街に、そこにクマがいたらどうするのかって」と指摘。クマが出没する環境での生活に、「家庭菜園で作っているスイカが食べられたって、スイカが惜しいというよりも、命が惜しいですよね。その怖さって…。夕涼みしてたらクマに襲われたとか、新聞配達の方が(クマの被害で)亡くなるとか…」と住民の苦悩に思いをはせた。
続けて、「僕もおととし、ロケ中に初めてクマに出くわした。(それまでは)全然そんなことはなかった。温泉場の近くのところで。『クマがいますよ』って観光協会の人が(見つけた)。パッと見たら、本当に10メートル先にポコッといたんです」と、実際にクマを目撃したことも明かした。
「こっち、20人ぐらいいて、サンドウィッチマンがいたんで、後ろに隠れりゃ俺は助かると思った」笑いを誘い、「(クマは)怖がって逃げていきました」と明かしていた。