「コンフィデンスマンJP」をリメイクした「コンフィデンスマンKR」に出演する、左からパク・ヒスン、パク・ミニョン、チュ・ジョンヒョク(C)2025 TME Group Co.,Ltd. All Rights Reserved

Amazonプライムビデオは13日、18年4月期のフジテレビ系月9ドラマからスタートし、19、20、22年に映画化された、長澤まさみ(38)主演の人気シリーズ「コンフィデンスマンJP」をリメークした「コンフィデンスマンKR」(全12話、毎週土、日曜に新エピソード配信予定)を、9月6日(土)から240以上の国と地域で世界独占配信すると発表した。大ヒットドラマ「私の夫と結婚して」でヒロインを演じたパク・ミニョン(39)が主演を務め、パク・ミニョンをはじめとする韓国の俳優、クリエーター陣によりリメークされた。リメーク版ならではのオリジナル要素も盛り込まれるという。

「コンフィデンスマンJP」は“欲望”や“金”をテーマに、一見、平凡で善良そうな姿をした長澤演じるダー子と東出昌大(37)演じるボクちゃん、小日向文世(71)演じるリチャードがチームを組むコンフィデンスマン(信用詐欺師)が、さまざまな業界の華やかな世界を舞台に、壮大で奇想天外な計画で欲望にまみれた人間たちから大金をだましとる、痛快エンターテインメント作品。19年5月17日公開の「-ロマンス編」は、翌18日に放送のスペシャルドラマ「コンフィデンスマンJP 運勢編」も話題を呼び、興行収入(興収)29億7000万円と大ヒット。21年7月23日公開の「-プリンセス編」は同38億4000万円、22年1月14日公開の「-英雄編」は同28億9000万円を記録。3作品の累計興収は95億を超え、一大人気コンテンツとなった。

「コンフィデンスマンKR」では、パク・ミニョンが幼少期のある出来事により表舞台から遠ざかった財閥令嬢のユン・イランを演じる。鋭い直感と卓越した集中力、そして知性を兼ね備えた天才詐欺師として、仲間のジェームズとグホとともに、悪党たちが不正に得た金を奪い取っていく。「イカゲーム」シーズン3にも出演したベテラン俳優パク・ヒスン(55)が新たな冒険に胸を躍らせる寡黙な詐欺師ジェームズ、「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」で注目を集めたチュ・ジョンヒョク(34)が、明るく温かい性格でチームのムードメーカーとなるミョン・グホを、それぞれ演じる。

フジテレビも、この日「コンフィデンスマンKR」の世界配信を発表し「フジテレビのコンテンツが世界に向けて羽ばたいていく」と期待を寄せた。同局は「今夏、清水賢治新社長が『コンテンツを起点としたビジネス、中でもグローバル市場を意識したビジネス展開に力を注ぐ』と宣言」と清水社長の方針に沿ったプロジェクトであることを強調。「これまでも『料理の鉄人』、『リッチマン、プアウーマン』などリメーク版を展開してきたが、実写ドラマの韓国版を、韓国現地における放送・配信に加え、Prime Videoでの配信を通じて全世界に届ける施策は今回が初めてとなる」と、実写ドラマの韓国版の世界配信が初めてだとした。そして「『コンフィデンスマンJP』という大型自社フランチャイズの海外ビジネス展開を加速させる」とした。

そして、脚本を担当した脚本家の古沢良太氏と、渋谷謙太郎コンテンツ戦略本部コンテンツ事業局長のコメントを発表した。

古沢良太氏 目に見えるものが真実とは限らない。何が本当で何がうそか。愛すべき詐欺師たちが韓国の地にも生まれます。韓国版を製作していただくことは、日本版を作っている頃からの1つの夢でした。時間をかけて、実力ある監督、脚本、スタッフの皆さん、そして望外のキャスト陣が集結し、実現してくださったことに感激しています。どんな作品に仕上がっているか、楽しみでなりません。ともにだまし、だまされましょう。「コンフィデンスマンKR」の世界へようこそ。このニュースはたぶん本当。

渋谷謙太郎コンテンツ戦略本部コンテンツ事業局長 コンテンツ事業局では、国内外へのコンテンツ販売のみならず、グローバル市場への販路拡大、外部パートナーとの協業などによるコンテンツディストリビューションの拡大・開発に注力して参ります。積極的かつ立体的なビジネスデザインを目指します。原作ドラマ「コンフィデンスマンJP」が海外で認められ、リメークが実現し、それが世界配信されるということは、悲願のビジネス展開です。これをきっかけに、今後のコンテンツ戦略にもぜひご期待いただきたいと思います。

「コンフィデンスマンKR」は、韓国国内ではTV朝鮮が放送し、Coupang Playにが配信する。また配信を記念して、配信直前にはパク・ミニョン、パク・ヒスン、チュ・ジョンヒョクが来日することも決定した。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 長澤まさみ「コンフィデンスマンJP」韓国でリメーク「KR」9・6世界配信…フジ悲願の展開