野口聡一氏(2025年4月撮影)

元宇宙飛行士の野口聡一氏(60)が9日放送のTBS系「人生最高レストラン」(土曜午後11時30分)に出演。人生で最高においしかったものに宇宙食ラーメンをあげた。

人生で最高においしかったものの1つを野口氏は「これね、多分ね、番組史上、最も高いと思う」とし、「まず、値段が高い。開発するのにめちゃくちゃお金がかかってる」、そして「食べた場所が高い」と説明し、「宇宙で食べた宇宙ラーメン」を上げた。

1996年に宇宙飛行士候補者に選抜された野口氏は「僕が宇宙飛行士になったころは、宇宙ではラーメンが禁止だった」と明かし、「無重力だと、おわんにスープが入ってるっていう状態ができないわけです。全部浮いちゃうから。そうすると周りにスープが飛び散っちゃう。周りにコンピューターとか、科学実験のサンプルとかある」と説明した。

そして、2005年の初飛行時に「やっぱり普段食べているものを宇宙に持っていきたい」と、日清食品とカップヌードルを共同開発。MCの加藤浩次(56)が「今の話だとスープ無理でしょ? だから汁なし? 油麺みたいな?」と尋ね、映像が出され「あんかけ」と反応した。野口氏は「ヌードルそのものが味は付いてるような感じ」と明かした。そして加藤が「えっ!これ、カップヌードルの謎肉も入ってるじゃないですか!」と驚いた。すると野口氏は「そうそう、大事ですよ、大事。もう、カップヌードルといえば謎肉なしでは成立しないので。感動しますよ、このちっちゃなカップヌードルがフォークの先で再現されてるぐらい」と語った。

そして最終的に味を増やしてもらったと明かし、7種類が公開された。そして「僕のこだわりはですね、最終的にはU.F.O.を持っていきたかった。焼きそば。だから男の子の夢ですよね、焼きそばは」と打ち明けた。

現在、300種類ぐらいあるといわれている宇宙は、全員一緒のメニューが大半。カップヌードルはそれぞれの宇宙飛行士がちょっとだけ持っていくスペシャルメニューで、食べたくなるのは「例えば週末とかですよね」と明かすと笑いが起きた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 野口聡一氏「番組史上、最も高い」人生で最高においしかった一品は「謎肉なしでは成立しない」