高田文夫(2024年2月撮影)

放送作家の高田文夫氏(77)が10日、TBSラジオ「爆笑問題の日曜サンデー」(日曜午後1時)に出演。永六輔さんとの思い出を語った。

高田氏は自身の学生時代を回想。就職を目前にした大学4年生の頃「あの頃学生運動があって。要するに就職するのは体制に入ること。よくないってみんな元祖フリーターなの。全員が」と当時の風潮を語り、「俺も『嫌だなあ』『就職はなあ』なんて思って。『あ、永さんの弟子になろう』って思ってさ。こいつはいいやって。テレビもやってるしラジオもやってるし、おもしれえやと思って」と永さんの弟子となることを思いついたという。

弟子入りを願う手紙をしたため「『何でもします。永さんの弟子にしてください』と。『生まれたばかりの赤ちゃんのおしめも私が全部取り換えます。何なりとお申し付けください』って。書いて送ったんだ」。3日後に返事があり「『私は師匠なし弟子なしでここまで来ました。ですから弟子を持つつもりはありません。友達になりましょう』って」と内容に笑った。

弟子になることはできなかったが「自力で頑張ってさ。10年後ぐらいに世の中に(ビート)たけしさんが出てきて、一緒に出てきて。世の中にやっと名前が出てきた」。やがて1枚のはがきが届き「そしたら『永六輔』って書いてあるんだよ。『今からでも遅くはありません。弟子になってください』って」と成功をたたえる永さんの粋な手紙だったことを明かした。

この話に太田光が「逆指名!」と大笑いすると、田中裕二も「いい話よね~」としみじみ。アシスタントの山本恵里伽アナウンサーも「シャレが効いてる」と笑った。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 高田文夫氏、弟子入り断られた永六輔さんから10年後に届いたはがきの文言披露 スタジオ反響