NGT48清司麗菜、SASUKEアイドル予選会2年連続挑戦 前回3位「今年は1位しか」
NGT48の清司麗菜(24)がTBS系スポーツバラエティー番組「SASUKE」の「アイドル予選会」(13日、千葉・LaLa arena TOKYO BAY)に出場する。アイドル12人が本選(年末放送予定)出場枠「1」を争うもので、2年連続2度目の挑戦。昨年は3位と、あと1歩だった。グループのバックアップを受けながらトレーニングをしてきた成果を発揮する。
◇ ◇ ◇
「1位しか見ていない」。清司は引き締まった表情と強い言葉に決意をにじませた。予選参加の12人には昨年の覇者、SKE48の伊藤実希(22)もいる。「伊藤さんは優勝しか狙うところがない。それ以上に強い気持ちで行く」とライバル心をあらわにする。
昨年は総合3位。もっとも、SASUKEと同じ障害を数カ所クリアする「SASUKEタイムレース」ではトップだった。「今年はタイムレースを連覇して、ほかに1つはトップ。全種目上位につけること」と反転攻勢のプランを描く。
予選種目を想定し、トレーナーからメニューをつくってもらった。スクワット、バーピージャンプなどを3セットがノルマ。NGT48劇場での公演が終わった後、1時間ほど自主トレを重ねてきた。21年から始めたスケートボードで培った反射神経と俊敏性には自信がある。ただ、スタミナとパワーが課題。「最初は吐きそうになるほどきつかった。今は゛無゛になってやれる」と笑う。
バックアップもある。練習で400メートル走を行う時、グループのスタッフがともに走った。背中向きの状態でロープを引き合う「パワーフォース」のトレーニングのために、器具をスタッフが手作りした。それを使って西潟茉莉奈(29)、磯部瑠紅(18)、木本優菜(22)が自主トレで練習台になった。
「SASUKE」は子どものころから好きな番組。昨年の放送を録画し、出場している自分をイメージをしながら繰り返し見た。今年、リベンジの思いはグループが共有している。「恵まれた環境で練習してきた。ファンのためにも、メンバーやスタッフさんのためにも本選に出る。みんなに見たことのない景色を見せたい」。本気で頂点を取りに行く。【斎藤慎一郎】
◆清司麗菜(せいじ・れいな)2001年(平13)4月19日生まれ、埼玉県出身。15年1期生としてNGT48に加入。18年4月に研究生から正規メンバーに昇格。23年の「第5回AKB48グループ歌唱力No・1決定戦」のユニット戦で優勝。24年は個人で5位。全国スケートボード施設連絡協議会のアンバサダー。趣味はスケボー、筋トレ。血液型O。
○…応援メンバーとして、西潟が帯同する。清司とはバイトAKB時代からの付き合いで、グループでは2人だけになった1期生。「一番近くで見てきた。何事にもストイック」とひたむきに取り組む様子を見守っていた。「トレーニングをして、体が締まっていくのは本当のアスリートみたい」と進化していく過程にはおどろいた。「ファンの皆さんのパワーももらって、私も気合を入れて応援する」と話した。
◆SASUKEアイドル予選会2025 種目は4つ。ダッシュでフラッグを奪い合う「ビーチフラッグス」、400メートル走を繰り返しながら3人ずつふるい落として順位を決める「テイルインポッシブル」、1対1で背中を向き合わせながら装着したロープを引き合う「パワーフォース」、SASUKE本番と同じ障害を5カ所クリアしてタイムを競う「SASUKEタイムレース」。参加12人のうち、全種目の総合1位が本選に出場する。