タカアンドトシ(2024年撮影)

お笑いコンビ「タカアンドトシ」が9日放送のMBSテレビ「痛快!明石家電視台」(土曜午後3時=関西ローカル)に出演。明石家さんま(70)との初共演が「トラウマになった」と振り返った。

タカアンドトシは、同じ中学校の同級生だったタカ(49)とトシ(49)が中学生時代に結成。高校3年時の94年にオーディション番組で吉本興業に合格した。

実はこの頃に、2人はさんまと初共演。当時はまだデビュー前だったが、先輩が出演できなくなったため、急きょ2人が代演することとなった。

さんまもこの時のことを覚えており、「高校生のアマチュアがいるんで、ちょっとインタビューしてくださいって言われて。俺が『どう?』って言ったら、もう何の手ごたえもない返事が返ってきて…」と思い起こした。

トシは「皆さん、トークをしていらっしゃって、後ろで僕らと、(当時の吉本のアイドルグループ)大阪パフォーマンスドール、この2組が後ろで見てたんです。皆さん、さんまさんのトークで大笑いして、僕らも後ろで笑ってたんですけど。急に…僕ら何にも聞いてないんですよ? ただ座っておいてって言われたのに、『じゃあ若手トークせえ』ってなって…」。

何の打ち合わせもないまま、突然話題を振られたことを明かした。

タカも「こいつ(トシ)はもう、何にもしゃべれないんですよ。俺が、大阪パフォーマンスドールさんに『北海道はどうですか?』って、絞り出したんですよ。『楽しいです』『好きになって帰ってください』みたいな…。それだけで終わって。(さんまが)『なんや、もう終わりか?』って…」と、結局まったく盛り上がらなかった。

さんまが「あれ、聞いてなかったのか」と驚くと、トシは「(当時の札幌吉本の)所長に、めちゃめちゃ怒られたんですよ。『なんや、あれ! マイク持ったら元気よくしゃべれ! ヘタレやないかい!』って。北海道の高校生、“ヘタレ”って初めて聞いた」と困惑したことを打ち明けた。

「そこからもう、さんまさんがテレビに出ていると、ちょっと(チャンネルを)変えちゃう。その記憶を思い出して、トラウマになっちゃって…。(さんまがコーヒーのCMで)『つこてる豆がちゃう』とか言われると、『お前ら、ちゃう』って言われてるように聞こえるんですよ。サッとすぐ変えて…」と、しばらくの間、さんまを避けていたことを振り返っていた。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 タカアンドトシ、高校時代にさんまと初共演で「トラウマに…」