前田日明(2019年2月撮影)

元プロレスラーで「格闘王」と呼ばれる前田日明氏(66)が3日放送のテレビ東京系「有吉ぃぃeeeee! そうだ!今からお前んチでゲームしない?」にVTR出演。プロレス団体第2次UWF(ユニバーサル・レスリング・フェデレーション)の解散の真相を明かした。

第2次UWFは前田氏の他、高田延彦、山崎一夫、藤原喜明、船木誠勝らのメンバーがおり、「UWFブーム」を巻き起こした。しかし91年1月、前田氏のマンションに藤原以外のメンバーが参加したミーティングが行われ、解散が決定的となった。そこで意見が合わず、前田氏のリングス、高田のUWFインターナショナル、藤原の藤原組の3派に別れることになった。

聞き手のタカアンドトシのトシから「前田さん家に集まって、みんなの決意を聞くと。事前に山崎さんと高田さんは…」と聞かれると、前田氏は「そういう話をするから、頼むよと。『分かりました』って」と切り出した。

ミーティングでは団体継続をめぐって、各選手への意思確認を行ったが決裂した。「高田が俺に言ってきたのが、『どうやっても説得できません』っていう話だったんですね。高田が俺に言ったのは」と語った。

そして「その後、(総合格闘技イベント)HERO'Sをやって船木と再会した時にいろいろ話したんですよ、家で。『あの時、結局何があったの?』って。(船木が)『あの(解散会議の)翌日も高田と宮戸(優光)から(新団体を)一緒にやらないか?』って言われた。翌日って聞いてびっくりした。もう頭がクエスチョンマークだらけでしたね」と語った。

さらに「『前田さん、どうするんですかね?』って船木が聞いたらしいんですよ、高田に。高田いわく、『辞めるんじゃない?』って一言。そのセリフを船木から聞いた時もビックリして。あいつそんなこと思ってたんだと。ちょっとガッカリしましたね」と続けた。「今ごろになって、そんなことがあったの?っていう話がいまだにあるんですよね」と語った。

トシから「もうないですかね、交わることは?」と聞かれ、前田氏は「何があるのか分からないのが世の中なので、全面的に否定するわけじゃないですけど、今のところは何も変わらないですね」とした。

VTRが終わり、有吉弘行らのトークパートでは「※あくまで前田さんの視点のお話です」とのテロップが掲出された。

この日の企画は格闘技、プロレス好きのトシが7月17日に49歳の誕生日を迎え、前田氏をゲストに迎え、伝説のエピソードを取材した。

前田氏は現在、ユーチューバーとしても活動。「前田日明チャンネル」は登録者数は約31万人。

情報提供元: 日刊スポーツ_芸能
記事名:「 前田日明氏が語る「第2次UWF」解散の真相、解散会議の翌日の出来事告白「もう頭が…?」