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『ONE PIECE』のドンキホーテ・ドフラミンゴは、ドンキホーテ海賊団船長とドレスローザ国王を兼ねています。
世界政府公認海賊王下七武海の元メンバーで、ドレスローザ編ではラスボスとして麦わらの一味を苦しめました。
3メートルを超える長身や屈強な体躯、フラミンゴモチーフのピンクファーや独特の笑い方が素敵ですね。
バリバリの武闘派と見せかけ、悪辣な策略でルフィたちを翻弄した野心家でもあります。
イトイトの実の能力者でもある彼は、糸を自在に操って空を飛ぶことを可能にし、アクロバティックな戦闘で魅せてくれました。
元天竜人の生い立ちに起因する傲岸不遜なプライドの高さ、敵や国民に対する苛烈な仕打ち、心を許したファミリーへの情愛の深さ……。
沼は沼でも底なしの泥沼のような、クレイジーな魅力にあふれたドフィは、次に何をやらかすか予測不可能!
「ドフラミンゴ41歳」とさんざんネタにされましたが、40代とは思えぬ色気と活力、ファッションセンスは見習いたいです。
『ヒプノシスマイク』天谷奴零(あまやどれい)は、オオサカ・ディビジョン「どついたれ本舗」のメンバー。
現在発表されている中では最年長のラッパーでもあり、黒いサングラスにファーコートを合わせた、マフィアのような風貌が印象的です。
そんな彼の職業は詐欺師!
目的の為なら手段を選ばず、社交的な人柄と巧みな話術でもってターゲットに取り入ります。
軽薄な言動のせいで真意が読み取りにくいですが、仲間とは良好な関係を築いている模様。
その正体はイケブクロ・ディビジョン「Buster Bros!!!」、山田3兄弟の実父。
長男の一郎の過保護ぶりが成長を阻んでいるとして、二郎・三郎を自陣に勧誘するなど、ラップバトルの裏で暗躍しています。
3兄弟の母親との馴れ初めや生き別れた経緯が気になりますね。
ちょびひげスーツがトレードマークの中森銀三は、『まじっく快斗』のヒロイン・中森青子の父親で、警視庁刑事部捜査二課の警部。
『名探偵コナン』の目暮警部の同期にあたり、長年友好な関係を築いています。
キッドの正体が娘の幼馴染、黒羽快斗であることは気付いてません。
キッド逮捕に執念を燃やす実直な仕事人間の顔に対し、青子と快斗の進展を気にする、心配性な父親の顔のギャップにキュン。
キッドにしてやられることが多くトホホな印象が先走りがちですが、宿敵の行動パターンを知り尽くしているだけあり、キメる時はバシッとキメてくれます。
キッド登場回には必ずと言っていいほど出演しており、『名探偵コナン』のアニメや映画でも、はりきって部下を指揮していました。
『ワールドトリガー』の城戸政宗は界境防衛組織「ボーダー」の最高司令官にして、近界民排斥を掲げる城戸派のトップ。
同期の空閑有吾・最上宗一亡き今は最古参の重鎮として、個性派揃いの「ボーダー」を束ねています。
近界民と判明した空閑遊真から武器だけ取り上げ排除を企んだり、一見冷徹非情な人物に受け取られるものの、組織にとって有効と見れば態度を軟化させるなど、臨機応変な判断力も備えていました。
記者会見では堂々たる鉄面皮でマスコミの質問に受け答えし、「ボーダー」トップの威厳を知らしめています。
完璧主義っぽいオールバック、凛々しく締めたネクタイの風格もさることながら、顔に穿たれた傷痕に妄想が捗りませんか?
公式プロフィールによると好きなものはブラックコーヒーと古い映画、そして家族。
にもかかわらず作中では一切家族への言及がなく、「近界民に殺されたのでは?」「真の目的は復讐?」など、様々な憶測を呼んでいます。
『ジョジョの奇妙な冒険 ストーンオーシャン』の空条承太郎は有名な海洋学者、そしてバツイチ子持ち。
第4部・第5部・第6部と続けて主要キャストに抜擢されており、彼の成長過程や加齢による変化もジョジョの見所。
『ストーンオーシャン』では女子刑務所に収監された主人公・空条徐倫の面会に訪れたものの、「仕事を言い訳に妻子を捨てた男」として憎まれ、罵倒を浴びせられました。
しかし家庭を顧みなかったというのは誤解で、世代を跨ぐジョースター一族の因縁や、スタンドが関与する騒動に妻子を巻き込むまいと距離をとったのが真相。
真実を知った徐倫は呼び方を「父さん」に変え、彼を助ける為に奔走しています。
オラオラしていた第4部、一人称を「私」に改めた第5部と比べて雰囲気がより落ち着き、父性的な貫禄を帯びているのがポイント。
血の濃さを感じさせる、似た者親子のやりとりにはニンマリしました。
『エヴァンゲリヲン』の碇ゲンドウは主人公・碇シンジの父親にして、 特務機関NERVの総司令。
実は婿養子であり、妻・ユイと同じ碇姓になる前は、六分儀ゲンドウと名乗っていました。
使徒殲滅を宣言し、人類補完計画を推進するゲンドウの行動原理は、エヴァ初号機に取り込まれたユイに再び会うこと。
司令官としては非常に有能なものの、裏では妨害工作・暗殺・裏切りなどを行い、セカンドインパクトを引き起こしています。
学生時代から相当な野心家だったようで、ユイに近付いたそもそもの目的は、彼女のパトロンのゼーレに接触するため。
されど恋人ごっこを続けるうちに本気で惚れ込み、結婚して子供までもうけてしまうあたり、ユイの言うとおり「とても可愛い人」……なのでしょうか?
周囲への威圧的な接し方は人間不信の裏返し。
本来はシンジと似た繊細で内向的な青年だったらしく、親子の確執の根底には、同族嫌悪の感情があるのかもしれません。
『アイドリッシュセブン』の八乙女宗助は大手芸能プロダクション、八乙女事務所の社長。
人気アイドルグループ「TRIGGER」所属の八乙女楽の実父でもあり、48歳とはとても思えない、若々しい風貌のイケオジ。
インテリヤクザっぽいメガネが実に似合っていますね。
一方で「逆らえば消される」などの悪評が絶えず、金と権力に執着し、自分以外の人間を駒のように扱ってきたせいで息子に疎まれていました。
楽の母親とは既に離婚済み。
「IDOLiSH7」のマネージャー・小鳥遊紡の父親の音晴とは、紡の母・結をめぐる恋のライバルであり、彼女が早逝したのは音晴が苦労させたからだと逆恨みしています。
過去の苦い失恋が、現在の性格や強引な経営方針に影響しているのでしょうか……妄想が捗りますね。
余談ながら紡は結に生き写しだそうで、初対面時には極端に顔を近付けて確認し、楽に愛人と勘違いされるハプニングが発生しました。
「TRIGGER」結成時を描いた番外編では、火災による被害をうけた母校でチャリティーライブを催すなど、人気取りだけが目的とも判じかねる一面も覗かせています。
宗助と音晴の間に何があったのか、対照的なアラフィフ2人の過去が気になりすぎる!
『恋は雨上がりのように』の近藤正己は、ファミリーレストラン『ガーデン』の店長を務める45歳の男性。
現在は「コーポ白樺」にて一人暮らしをしており、別れた妻との間に息子がいます。
黒く艶やかなオールバックと咥え煙草、太眉塩顔が枯れ専のフェチズムを刺激する正己と、アルバイトの女子高生・橘あきらの恋模様が本作の醍醐味。
元小説家志望で読書が趣味、愛読書は芥川龍之介の著作をはじめとする純文学といった、絶妙な渋さもおじさま好きの心をくすぐりますね。
40歳を過ぎても夢を捨てきれず、人に見せるあてのない小説をこっそり執筆している、不器用さが愛おしいです。
『テラフォーマーズ』の小町小吉は火星探査チーム、アネックス1号の艦長。
スズメバチのバグズ手術を受けた彼は、情に厚く義理堅い熱血漢で、良き兄貴分としてクルーたちに慕われています。
第1部の20年後が舞台の第2部では、新たな主人公・膝丸燈のサポート役に回り、地の利や能力を生かした戦い方をアドバイス。
実の親子のような信頼関係を育み、師弟の絆で結ばれました。
42歳になってもまだ独身な上、年をとるごとに同性に好かれやすくなっているのが悩みだそうで、今後の動向が気になります。
『暗殺教室』の浅野學峯は椚ヶ丘中学校の理事長にして3年E組の創設者。
見た目は笑顔の爽やかな紳士ですが、落ちこぼれを差別することで特待生の向学心を引き上げる極端な手法をとり、E組に嫌がらせじみた難題を吹っかけてきました。
浅野が露骨なまでのエリート主義に走ったのは、私塾の経営者時代に起きた悲劇がきっかけ。
もともとは教え子の自主性を重んじ、伸び伸び育てる方針をとっていたものの、卒業生がいじめを苦に自殺した事実にショックを受け、弱肉強食の社会で生き残れる教育を施すようになったのでした。
哀しき悪役が好きな人は、若き日の理想破れた浅野の変貌を、ぜひ目に焼き付けてください。
中盤以降は天敵の殺せんせーや息子の学秀と和解し、教育者として再生を果たしました。
以上、40代の爆イケキャラたちを紹介しました。
働き盛りの40代となると妻子持ちも増え、夫婦間・親子間の葛藤、部下や後輩への接し方が掘り下げられ、より人間味を増していきますよね。
とても40代に見えない若作りもいれば、実年齢上に苦労がにじむ老け顔もいて、それぞれの人生経験が垣間見えました。
煙草やスーツといった、大人っぽいアイテムが自然に馴染むのも最高です。